※原文に章タイトルはありませんが、各章を読み終わった時に取得する実績の名前を見出しに採用しています。
Chapter.19 咲いた白花
一行はプロビデンスにある緊急対応管理局との待ち合わせ場所に到着。途中で出会ったリアーナ、管理局の面々と共にテスラの指揮で異常事態への対処に向かう。
黒淵白花第一定格出力「聖槍開花」 詳細な描写がなく、どのような能力かは不明。第零定格出力が回復技であることから、黒の攻撃技か。
Chapter.20 ライムギ畑でつかまえて
神の鍵「エデンの星」 前文明の第九律者「岩の律者」のコアから作り出された兵器。
天命に追われたH.Aを見逃したのはリアーナ? リアーナの回想の中でH.Aに好感を抱いていたような描写がある。
ライ麦畑のキャッチャー リアーナの回想の中に出てきた人物が言っていた言葉。子供達をライ麦の実に例え、崖からライ麦の実が落ちそうになったら捕らえる、子供が危険にさらされたら助ける大人でありたいという信念をリアーナに語った。 (おそらく話者は男性。カール?メインストーリー16章最初のムービーで灰蛇もキアナをライ麦の種に例えたことがあるが何か関連があるのか?)
プロビデンスで崩壊獣?を殲滅した一行は車で移動中、コネチカット州のハートフォードで退役レンジャーのエイレン・グラストンに遭遇。血圧が低下し危険な状態であった彼女をリアーナは黒淵白花で治療した。
黒淵白花第零定格出力「Heilige, die Welwitschie」 回復技のほう
Chapter.21 重ね合わせ状態
謎の少年のたとえ話(幼少時のオットー?) 「テセウスの船」パラドックス問題のこと。全ての部品が取り替えられたものは、過去のそのものと同じと言えるのか?という問題。
黒淵白花の第零定格出力を使用したリアーナは診療所で目を覚ます。そこはエイレンの知り合いが経営する診療所だった。そこに崩壊獣によって負傷したと思われる人間が運ばれて来る。リアーナは診療所の護衛をテスラ達に任せ、崩壊獣を討伐するために一人外に出た。
リアーナのいなくなった診療所に響くノック音。扉を開けるとそこにいたのはシュレーディンガー。左目と右腕が異形化した彼女はヴェルトに向かって「死ぬのです」と言い放った。
診療所のメンバーの名前 アーサー王物語の登場人物になっている。
Chapter.22 Blowing in the Wind
7時間前のニュージャージー州。シュレーディンガーはエジソンを止めるために動き出した。そして、診療所に乗り込んできた彼女はヴェルトに正面から戦えと要求。
迷うヴェルトの中で謎の少年(オットー?)が語りかける。リアーナが帰って来るまで時間稼ぎをすれば大丈夫だ。しかし、無数の様々な人々の声が正面から戦うようにヴェルトを説得。ヴェルトはエデンの星を渡すようアインシュタインに頼んだ。
エデンの星を使い、ヴェルトは自身を殺そうとするシュレーディンガーの攻撃を受け止める。
Chapter.23 ヴェルトの秘密
にらみ合うヴェルトとシュレーディンガーに割って入ったのは、診療所に戻ってきたリアーナだった。黒淵白花によってシュレーディンガーは治療され、無力化された。彼女は実験で体の半分を崩壊エネルギーによって侵蝕され、侵蝕された部分が崩壊獣になっていた。しかし、理性を保ち、第一律者であるヴェルトを追い詰めて力を目覚めさせようとしていたのだった。
黒淵白花第二定格出力「聖槍逆流」 白花による癒やしの技。体内にある崩壊エネルギーを封印する。黒淵白花の外側にある白い装甲部分を巻きつけて封印するため、これを使用した後は黒淵白花が黒い槍の状態になる。
「みんな」の声 謎の老若男女様々な人物の声。アインシュタインの人生を変えたカール・グスタフもこの中に含まれている。世界に幸福をもたらすよう励ます声が多いが全てを破壊するよう誘惑する声もある。(Ch22) これらの声はベルリン崩壊事件の犠牲者であり、「魂の残滓」としてヴェルトの体内にある(Ch23)
シュレーディンガーによれば、エジソンは何らかの力を頼って、実験で起こった異常現象を食い止めているという。
ベンジャミン・フランクリン エジソンをサポートしていた?100ドル紙幣の男性。アメリカ建国の父とも言われる政治家。 エジソンが力を借りた相手の創造物。本物のベンジャミン・フランクリンではないらしい。
「あの人たち」 フランクリンの台詞に登場する謎の存在。表現が迂遠でよく分からない。 人類の存亡に興味はない。しかし、この星の異常は放ってはおかない。 11次元空間のさざ波に興味がある。それはフランクリン達がまだ理解できていない部分。
Chapter.24 デスマジック
ニューヨーク市近郊、エイダが電磁波を検知。それはエジソンが発したアナログ信号だった。
エジソンが食い止めていたのは崩壊エネルギーの圧縮ボール。ボールは2万トン級のTNT爆弾を超える破壊力を持つ。エジソンはこれを人里離れた場所、外海まで持っていき爆発させるつもりだった。エジソンとテスラはエイダが繋げた通信でスカボロー・フェアを歌う。その後、エジソンとの通信は途絶した。
住民を避難させるため、津波が押し寄せる港町に急行。そこには様子のおかしいエリアスもいた。
彼はヨアヒムを盾にオットーに脅迫されていた。オットーは北米支部に渡した死海文書の後半部分を改ざんするよう指示。オットーの説明ではエジソンの研究が長引くだけという話であったが、エネルギー変換実験は失敗。現在の事態を引き起こした。
真相を話すエリアスの胸を槍で貫くリアーナ。その中から大主教オットー・アポカリプスが姿を現す。
リアーナ・ブリガンティア 100年もの間、最強の戦乙女でいられたのは、オットーが前文明の技術で機械の体を作ったから。 100年間にオットーは1000回以上の改造手術を彼女に施した。そして、テセウスの船がごとくいつの間にか彼女の体はオットーに乗っ取られていた。 彼女がH.Aを見逃したこともオットーは把握していたのかもしれない。

リアーナの体を乗っ取り、ヴェルト達を傷つけたオットーに、シュレーディンガーは黒淵白花による封印を解いて襲いかかった。