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Chapter.13 昔話
1946年夏のスイス・チューリッヒ。8歳だったアインシュタインはその後の人生を決定づける二人に出会う。
一人は心療内科の医師カール・グスタフ。当時、登校拒否していたアインシュタインを心配し、両親が家に招いた医師の一人だった。意外なことにカールは数学にも精通しており、両親の行動に辟易していたアインシュタインのよき話し相手となった。カールは後にアインシュタインの指導教官となるプランクを彼女に引き合わせる。
しかし、休暇の終わったカールはベルリンの医療センターに帰らなければならないという。3人で会える最後の日、プランクはDanny Boyを演奏した。
その後、1952年にベルリンで崩壊現象が発生。アインシュタインはカールに二度と会えなくなってしまった。
Chapter.14 Zwei Dinge… Bewunderung und Ehrfurcht
アダムとジョージ ホテルのオーナーリータが電話をしている最中にでてきた名前。リータはコードネーム「女侯爵」。アダムはヴェルトで間違いないが、ジョージは誰か?アインシュタインかテスラ?
ホテルで豪勢な朝食を楽しむ一行。ベルリンでのことを思い出し落ち込むヴェルトに、テスラは孟浩然の詩を引き合いに出して、気にすることはないと励ます。その後、食べ過ぎたテスラを置いてヴェルトとアインシュタインは海岸へ散歩にでかけた。そこにはホテルにいた女性もいた。
女性は戦乙女のフカ。朝食で話していた詩のことを話し、彼女は一冊の詩集をヴェルトに渡した。彼女の言葉と感じた「危険な雰囲気」にヴェルトは天命に目をつけられていると感じる。
峴山 中国湖北省にある実在の山。Googleマップで確認すると100mと200mの等高線の間にあり、フカの台詞通りに相当低い山であることが分かる。 フカの友人がいうには、峴山には「龍脈」が通っており、神州の命運を握る要。言い伝えでは神州の始祖である伏義が葬られた。その体で龍脈をと土地を守っている。 フカ本人の言では、龍脈は崩壊エネルギーが漏れ出てできた「暗河」のこと。
夜、ヴェルトはアインシュタインと星空を見るために再び砂浜にやってきた。アインシュタインの解説を聞き、他愛のないおしゃべりをするヴェルト。昼間に感じた不安を払拭するように、アインシュタインとの会話を楽しんだ。
Chapter.15 If Change Will Have Me King
アインシュタインとの天体観測から帰ってきたヴェルトは浴場で見知らぬ男と遭遇。彼こそヴェルトの文通相手フールαであり天命の大主教オットー・アポカリプスであった。彼はヴェルトに自身の後継者になるように誘いをかける。
困惑するヴェルトにオットーは「真に偉大な人物」とは誰かと雑談をふる。しかし、ヴェルトが挙げるどの人物もオットーの基準を満たさない。オットーが言うには、偉大な人物とは傑物と楽しく会話ができ、彼らの真の力を引き出せる者のこと。ヴェルトはその条件に合致しており、だからこそ後継者に相応しい。
ヴェルトならば自分よりも容易く強くなれる。オットーはとうとうと自説を話し続ける。ヴェルトはオットーの勧誘には応えず浴場を後にした。
釈迦牟尼(しゃかむに) ヴェルトが上げた偉大な人物の一人。アポカリプス一族の祖先だとオットーは言ったが、詳しいことは話さなかった。 釈迦牟尼とは「シャカ族の聖者」という意味。仏教の開祖であるガウタマ・シッダールタのこと。
Chapter.16 ゴッドファーザー
リゾートから帰ってきた日の夜、エイダの解読が完了した。見つかったのは文章と映像。
「フリーダムトレイルに沿って行け。そして、夜中にレキシントンを訪れろ。」
映像には歳を重ねたH.Aの姿。最後の魂鋼を見つけるまでの間によく考えて。天命のようなやり方では崩壊に勝てない。前文明の歴史に登場しない国、アメリカに行って欲しい。彼の国を建国した者達は自身の内心を尊重し、正義を守るために戦った。
H.Aについて 本名はHarmony Ayette ラファイエット侯爵、ジルベール・デュ・モティエの子孫。ラファイエット侯爵は、フランスの貴族。アメリカの独立戦争に参戦し、後にフランス革命でも重要な役割を果たしたことから、両大陸の英雄と言われる。 前の映像でしていた負傷のうち、右頬についたいた傷の痕が残っている。(本編かどこかで登場する人物?)
Chapter.17 遥かなる銃声
1955年11月24日深夜、ヴェルトたちはボストンのフリーダムトレイルにやってきた。道沿いには微弱な崩壊エネルギーがあり、そこに前文明の音声記録が隠されていた。
理の律者、空の律者、雷の律者、風の律者、創生と破滅、支配と拘束。文明が発展するほどに崩壊は強力な律者を生み出す。前文明はその律者達に打ち勝ってきた。
ある基地には体内に強烈な崩壊エネルギーを宿し律者と思われる少女が監禁されていた。彼女はの本音は「家に帰りたい」
しかし、少女は殺され、死んだ瞬間に侵蝕の律者としての力が発言した。侵蝕の力は、生物に感染する物理的なウィルスであり、機械を支配する電子的なウィルスでもあった。
ウィルスは人をゾンビ化させ、基地のメインシステムを乗っ取った。そして、基地のミサイルは生き残りの都市に向かって放たれそこを焦土にしてしまった。
とある博士(メイ博士)によってウィルスは「箱」に封印された。生き残りには有識者が多く、技術・知識の面では不足はなかった。しかし、長い時間をかけて築かれた文化や芸術、人類の都市は全てなくなってしまった。文明は滅びてしまった。
残されたわずかな人々は基地を捨てた。メイ博士の指揮のもと、「艦隊」を編成しほうぼうを流浪。荒れ果てた島にたどり着いたという。
No.12687 エドワーズ・マンナハイム、No.12688 シェリー・マンナハイム 原神に関係あるか分からないけどとりあえずメモ。エドワーズは旧貴族。 1万5000人以上の 基地の犠牲者にいたふたり。結婚式を挙げようとしていたらしく、タキシードとドレスの姿で死んでいた。マンナハイム家では七角形の墓を建てる習わしであったが、状況が状況だけに作ることができなかった。 マンナハイムは「マンネルヘイム 」のことか。この姓で有名なのはカール・グスタフ・エミール・マンネルヘイムというフィンランドの大統領。在任期間は1944~46年の間。
最後の録音はH.A自身の声だった。1829年とある学者に翻訳を頼んだが冤罪をかけられ彼は捕らえられてしまった。H.Aは捕まえにきた戦乙女が見逃してくれたため助かった。このような組織では崩壊に勝つことはできない。天命に対抗するための切り札をレキシントンに残したという。
ニールス・ヘンリック・アーベル 天命に捕まってしまった学者の名前。実在のニールスはノルウェーの数学者。1829年4月に肺結核で亡くなっている。
レキシントン、独立戦争が始まった時、最初の銃声が鳴った場所。そこでヴェルトたちは神の鍵「エデンの星」を見つけた。
1625型空中浮遊ストレージ 特定の場所で浮遊し続ける金色の球体。超次元迷彩によって姿は見えなくなる。 ⴳⴽⵓ ⵐ ⵋⵓ(Baru Za Su) 第9の神の鍵、エデンの星のこと。発見した時にエイダがこう呼んだ。

Chapter.18 死と生
神の鍵を手に入れた後、倒れたヴェルトは悪夢にうなされていた。1952年のベルリンでの崩壊現象。あてもなくベルリン市を彷徨うヴェルトと、市内の凄惨な光景。そして謎の声。
ヴェルトが目覚めると車の中であった。あの後、地震が起こり、エイダが崩壊パルスを観測。震源地はシュレーディンガーらが実験を行っているニューヨーク。崩壊パルスは崩壊現象の前兆。ベルリンで起きたことがニューヨークでも起こるかもしれない。
発生した崩壊パルスにより通信は乱れ、一行はどことも連絡がつかなくなってしまった。そんな中、奇跡的に緊急対応管理局に繋がった。夜勤の担当者によると、アインシュタインとテスラは局の緊急問い合わせリストに名前があるという。このリストは政府と北米支部が共同で作成した連絡リスト。有事の際に指揮を仰ぐ人物の名前が順に記されていた。今の状況で連絡がついたのは二人のみ。よって緊急対応管理局は2人の指揮下に入る。
この有事対応を定めた条例はエジソンの提案によって作られたもの。そしてリストの順位はテスラの方がアインシュタインよりも上位であった。