26章「悲劇の誕生」コレクション>記憶回顧>『旧友』について。

ケビンから返された虚空万象とオットーとの会話。

地の文だと虚空万象AIは500歳のオットーより若い感じの性格らしい。オットーにとって現文明の第一律者の価値は、テレサよりも低い。

虚空万象AIが存在する理由は「人類への奉仕」。ケビンとは異なる。→ケビンは「人類を崩壊に勝たせる」ことが目的。そのためには犠牲をいとわない。

虚空万象がケビンの元にいたのは6ヶ月。ケビンは虚空万象にオットーを手助けさせるために返した。

でも、彼らは5万年前に、僕がもう永遠に「できない」ことを「やり遂げた」。

(中略)

技術が現在よりもさらに進んでいた時代――

彼は、今の僕とは違う選択をした。

……どうでなければ、彼と僕は同時にこの世界に存在していなかっただろう。

ケビンがやったことについて

ケビンは自身のことを顧みない。自己犠牲もできる。それに対してオットーは自身の願い、カレンを復活させることを第一に考えている。

ケビンの選択とは、オットーがやろうとしている「平行世界への転移をしなかった」こと?

恒沙計画では崩壊に勝利した世界を見つけ出したが、そこに転移するのではなく、そこに至る手立てを見つけようとしていた。ケビンが一人で平行世界に行ってしまった場合、この世界にオットーとケビンは同時に存在できない。

自分が望む平行世界に一人で行ってしまうのではなく、この世界に残って人類が勝利を目指すことを選んだ。この選択をしたことに対して、オットーは羨ましいと言ったのかも?