火を追う十三英傑のメンバーまとめ。キャラクター概要、超変因子、前文明での結末など。永久の楽園第29章まで反映済。

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第一位「救世」ケビン

加入時期第三律者降臨後
神の鍵第七の神の鍵「天火聖裁」
超変因子パールヴァティー
手術時期最初の被験者CM-001
第七律者降臨直後
副作用-30℃にもなる低体温1漫画「神の鍵秘話 天火聖裁」

概要

ヨルムンガンド尊主。人類を崩壊に勝たせるためならどんな犠牲も厭わない戦士。グレーシュの父である痕、ディストピア、そしてコズマは同じ小隊の所属

火を追う蛾に加入した初期の頃は、学生時代の「王子様」的性格のままの新人兵士であった。冷徹な戦士となる契機となったのは第六律者第七律者との戦い。

第六律者(死の律者)は最期の時に人間的な意識を見せる。ケビンはそれを信じ、止めを躊躇。その結果として多くの犠牲を生み、心を病んだ。2ケビン追憶の皿「以前」

その後の第七次崩壊では、第五小隊の隊長である卑弥呼ヒメコが第七律者として覚醒。オーストラリアを火の海にした。圧倒的な火力を持つ炎の律者へ対抗するため、最初の融合手術の実験体として志願3漫画「神の鍵秘話」。氷の力で炎の律者を制した。しかし、剣を振り下ろした瞬間に卑弥呼が見せたのは人間だった頃の表情。かつての仲間を手に掛けたという事実にケビンは大きなショックを受けた。この戦いをきっかけにケビンは冷徹な戦士となっていく。

炎の律者コアから天火聖裁が作られると、ケビンはさらなる戦闘能力を得る。第九、十一律者を倒し、第十四律者にもダメージを与え一時的に行動不能にさせた4漫画「神の鍵秘話 天火聖裁」

ケビンが止めを刺したのは第六、七、九、十一律者と最多※。ただし、正攻法が効かない識の律者や侵蝕の律者には遅れを取った。第十一律者(約束の律者)についても結界が解除されるまで手が出せなかったようである5華追憶の皿「約束を振り切る」「カウンセリング」

※第四律者については「勝利」という表現のため定かではない6Ch.29 永久の楽園 第二部エリシア篇

数々の華々しい戦果を上げる英雄になったが、本人は自分のことをヒーローだとは微塵も思っていない。人間の意識を残していた約束の律者を倒した後、ケビンは密かに涙を流した。この記憶はケビンにとってあまり知られたくないものらしい。7Ch.29永久の楽園 第一部エリシア篇

加入前の経歴

ヨーロッパ出身。千羽学園の留学生。スゥとは親友で留学中も連絡を取り合っていた。スゥと共にエデンのファンで、一緒にコンサートを見に行くこともあった。8エデン追憶の皿「チャット記録」

学生時代は成績優秀、スポーツも堪能。一躍、学園の王子様となった9漫画「神の鍵秘話 天火聖裁」。後にエリシアから「身体能力は超一流」「女の子を喜ばせる術を知っている」と評されている10メインストーリー29章エリシア篇

留学中にメイ博士と出会い、恋仲となるが第三次崩壊に遭遇。避難中にメイ博士が火を追う蛾へ勧誘されたため、彼女を追って同時に加入した。

超変因子について

帝王級崩壊獣パールヴァティー。現文明では1973年のクリスマスイブに観測された11ゲーム内コレクション>敵

パールヴァティーの氷は天火聖裁の炎と相殺し合うため、ケビンは天火聖裁を使用してもダメージを負うことがない。ケビンは天火聖裁を唯一行使できる存在。カスラナ家の血筋にはこの遺伝子が流れているものの、力を引き出すことができず何人もの戦士が犠牲となった。※1500年間で23人12漫画「第二次崩壊」第38話

第二次崩壊ではパールヴァティーの遺伝子を利用してジークフリートと接触。活性化しつつあった遺伝子と量子もつれを利用して通信したとのこと。13漫画「第二次崩壊」第59話

現文明での行動

生き残ったフカ、スゥそしてメイ博士が残した試験管ベビーであるアダムとともにコールドスリープ。

現文明ではカスラナ姓を名乗り聖痕計画を実行。しかし犠牲を顧みない姿に危機感を抱いたスゥによって量子の海へと封印された。

※記憶体はカスラナ姓と子孫のことは知らないことから、最後の記憶同期は第十四律者戦前。

第二位 「真我」エリシア

加入時期第二律者の頃
神の鍵第六の神の鍵「黒淵白花」
可愛くないと言って返却
超変因子大自在天(シヴァ)
手術時期2番目の被験者、ケビンの後
ケビンが第七律者を倒した直後
副作用妖精のような耳、代謝異常(いくら食べても太らない)14Cpt.1 物語 エリシア「融合戦士について・2」

概要

火を追う十三英傑の副首領。可愛いものを好み、常に自由奔放に振る舞う。

飄々とした捉えどころのない性格をしているが、実力は副首領の肩書に恥じないもの。十三英傑結成時、十三人の頂点に立っていたのはケビンではななくエリシア。「面白い」からという理由でケビンに一位の座を押し付けた。15Cpt.1 物語 エリシア「順位について・3」「順位について・3」

分け隔てなく接する明るい性格で、スタッフや兵士から好かれていた16メインストーリー29章エリシア篇1。サクラや華によると「真心を込めて接している」という。誰もが恐れる千劫を前にしてもエリシアの態度は変わらない。彼を至深の処から連れ出し、周囲に実力を認めさせて火を追う蛾の兵士にしたのはエリシア。特に親しいのはエデンで、彼女が融合戦士になる前から大親友だった17Cpt.1 物語「エデンについて・2」

融合手術はケビンの次で2番目の融合戦士。ケビンが第七律者を倒した直後に志願。ケビンとメビウスに遅れを取りたくないという気持ちから、メビウスに頼んで2番目にしてもらった。18Ch.29 永久の楽園 エリシア篇2

第七次崩壊でケビンが結果を出したことにより続々と戦士が誕生。人類は第十律者まで戦い抜いたものの直後の約束の惨劇で戦士は13人に。エリシアは今まで戦ってきた戦士達にポジション与えたいと思い、十三英傑結成を立案。しかし、実質的な火を追う蛾のリーダーだったメイ博士には却下されてしまった。19Ch.29 永久の楽園 エリシア篇3

第二次崩壊の頃から火を追う蛾に所属し、古株だが謎が多い。その正体は第十三律者

永久の楽園はエリシアの記憶から作られた空間。エリシアの思う面白いものが残されている。

一人だけ刻印が金色で、〜の祝福となっている。

加入前の経歴

「オストク-51」※に住んでいた普通の少女。火を追う蛾が村の調査をし村人全員を連れ去った際にエリシアも連れて来られた。調査では何も判明せず、村人は帰された。メビウスによると「勘違い」。成長後に火を追う蛾に邂逅し加入することになった。20メインストーリー29章エリシア篇

ロシアのウラジオストック=ウラジオ+オストク(東の領地)のオストク?スラヴ・東欧系の地名か。

エリシアの年齢:華と同世代。歳は華とそう変わらないため敬語はいらないと言った。21エリシア追憶の皿「入隊指導」

超変因子について

三体しか確認されていない末法型崩壊獣の一体、大自在天(シヴァ)の融合戦士。この因子はエリシアの持ち込みであり、唯一無二22コズマ追憶の皿「独りのディナー」

手術はケビンの次で「CM-002」23Cpt.1 物語 エリシア「融合戦士について・1」。副作用は妖精の耳と代謝異常とされている。しかし、メビウスによると副作用が一つもないという。

メビウスは大自在天の融合戦士を作り出そうと、エリシアの後も手術を続けたが、ことごとく失敗。残ったのは、人とは呼べないような変わり果てた死体。この有様からメビウスは、エリシアが「副作用を一つも持っていない」ことに気づいた。24エリシア追憶の皿「大自在天」

大自在天は原神では氷神にあたる神格。

末法型

既存の枠に収まらない特殊な崩壊獣のこと。

3体の末法型はエリシアの大自在天(シヴァ)、コズマのヴィシュヌ、最後の1体はおそらくK.Kのブラフマー(梵)。ヒンドゥー教のトリムルティ(三神一体)という概念で、この三神が元は一つの存在だったとされるため。

真我とは

刻印の真我とはインド哲学の「アートマン」のこと。アートマンとは全てのものの中に存在し、個体を支配する永遠独立の主体。意識の底にある根源。簡単に言えば、文字通り本当の私(真の我)のこと。ヒンドゥー教ではアートマンの存在を肯定する一方、仏教ではこのような我の存在を否定され無我だとされる。

また、「梵我一如」という概念では、宇宙を支配する原理「ブラフマン」(梵)と個人を支配する原理「アートマン」(我)が同一であるとされる。

第三位「戒律」アポニア

加入時期
神の鍵
超変因子ミトラ
手術時期人類で最初の融合戦士7人のひとり
第七律者討伐後から第八律者降臨までのどこか
副作用
出身地黄昏の街

概要

最強の精神感知型の融合戦士。戦闘は得意ではなく、弱者の介抱など後方支援を担当。手術を受ける前から運命の糸が見える才能があった。

最強でも「遡る」ような感知は不得意。余計な糸が見えてしまい効率的に感知できないという。永久の楽園に異常が生じた際にはスゥに調査を任せた。25Ch.29 永久の楽園

他人の運命が見える能力を持つが、その運命を変えることはできない。また、彼女は「善」を実行しようとすると、必ず結果が「悪」の方へ導かれてしまう宿命を背負う26Ch.29 永久の楽園 第三部 エリシア篇。その宿命が大きな犠牲を生んだのはサクラの妹が第十二律者(侵蝕の律者)となった時。アポニアは弱き人々を導くために戒律を施す。しかし、この戒律が裏目に出て惨劇を生み出してしまった27アポニア追憶の皿「戒めを受ける者」

戒律が原因で特に千劫から強く憎まれる一方、幼いグレーシュには「お母さん」と慕われる。

神の鍵の第一定格出力の開発者。第八の神の鍵の律者としての真の力を呼び覚まし、華に適した武器にした。28アポニア追憶の皿「塵に還る」

古の楽園第3章では至深の処に隠された真相を目指す芽衣を妨害する。

加入前の経歴

黄昏の街の診療所で崩壊病患者を収容していた一般人。この時に千劫と出会う。崩壊病蔓延の原因と誤解され、サクラによって火を追う蛾へ連行された。29Cpt.1サクラ「黄昏の街について・1」

超変因子:ミトラ

インド神話だけでなくギリシャやローマ、中東など幅広い地域で信仰された神。インド神話では「盟友」を意味し、友愛の守護者。

ギリシャではミトラース、中東ではミスラと呼ばれる。西方では光明・太陽神としての性格が比較的強い。

仏教では弥勒菩薩と語源を同じくするという説がある。弥勒菩薩は未来で仏となることが約束された修行者(菩薩)。釈迦が亡くなった56億7千万年後の未来で悟りを開き、人々を救済をする。未来に仏となることから未来仏とも言われる。

戒律

メイ博士の研究によると戒律の本当の能力とは

被験者の潜在意識にある「願望」に服従する状況下で、彼らの意識と体に影響を与え、変化させること

追憶の皿 アポニア「調査報告:戒律」

侵蝕の律者の件からも分かるように、戒律はアポニアの意図通りにかけられるものではなく、受戒者本人の「願望」に左右される。暗所・閉所恐怖症の受戒者は戒律によって暗視能力を手に入れた。

過度超変を起こしたコズマにも戒律をかけたことがあるが、この時のアポニアは「戻ってこれなくなる」ことを危惧した。コズマの過度超変の原因は強い「怒り」。そのため彼が崩壊獣のままでいることを望む可能性もあった。

ちなみに戒律のこの特徴は崩壊獣ミトラにはないものであり、アポニアの体にあるという「予期せぬ特例」についてももっと研究が必要だとメイ博士は報告書に記している。

第四位「黄金」エデン

加入時期第七次崩壊災害収束後
神の鍵第九の神の鍵「星海の階調」(エデンの星)
超変因子ヴォウルナ(水天)
手術時期火を追う蛾の制服をデザインした後
副作用
誕生日10月31日
出身地ムー大陸

概要

黄金の庭(古の楽園)の所有者。のちにメビウスに庭を託す。有名歌手としての財力を活かし金銭面でも火を追う蛾を支えた。古の楽園にある備品はすべてエデンが購入したもの。30Cpt.1物語>エデン>古の楽園について・1

音楽だけでなく、デザインの才能もあり、火を追う蛾の制服をデザインした31エデン追憶の皿「新星」

「記憶のメカニズムが他人とは違う」と本人の談だが、どう違うのか説明されていない。エリシアいわく「楽園の記憶体を見れば分かる」。32エリシア追憶の皿「訪れる故人」

可愛いもの好きのエリシアとは気が合うらしく、「エリ」と愛称で呼ぶほど仲がいい。人為的崩落の姿を初めて見せたのはエリシアだった33エデン追憶の皿「銀の月の下」。また、本人同様に癖の強いエリシア人形を受け取ったのは、エデンとアポニアのみ34Ch.29 永久の楽園 第一部エリシア篇。エリシアのことは「かけがえのない友」35永久の楽園、エデンとの会話

メイ博士から火種計画を任されるも、新人である華に計画を託す。次の文明で自分の人生を生きるよう諭し、サポート役の伏犠・女カ姉妹を華に引き合わせた。36エデン追憶の皿「火種」

火を追う蛾は望みを次の文明にかけたが、エデンは次の文明はその文明の人間のものだと考え、コールドスリープしなかった。この選択に起因したのか、火を追う蛾の上層部が提案した五英傑にエデンは選ばれていない。理由は「未来のない人間はいらない」から。

加入前経歴

出身地はムー大陸。音楽一家に生まれる。幼い頃から芸術に関する教育を受けて育った。クラシックやオペラを愛し、いつか自分もステージに立つことを夢見ていた。37キャラクター機密資料

しかし、それは流行りのポップスを歌わせたい事務所の意向と相反していたため、契約を解除。それから2ヶ月後、チャリティーコンサートで優れた歌唱力を見せ、一躍大ブレイクした。38エデン追憶の皿「『ムー週刊』より」

第七律者(炎の律者)が降臨したオーストラリアで被災。数少ない生き残りとして華に救助され、火を追う蛾へと連れていかれる。39華追憶の皿「火」エデン追憶の皿「『グローバルニュース』より」

超変因子について

超変因子はヴォウルナ(ヴァルナ)。仏教では十二天の水天にあたる。姿かたちは巨大な龍。その巨大さ故にエデンは人為的崩落時の姿をあまり見せたことがない。

前文明での結末

前文明での数少ない生き残りだったが、コールドスリープせず前文明と運命をともにした。終焉の律者によって地球に滅びが迫る中、最後の歌を歌い終幕を飾る。メビウスはこのエデンの最終章を見届けた。40エデン追憶の皿「終幕」

第五位「螺旋」ヴィルヴィ

加入時期第二律者以降の早い時期?
神の鍵
超変因子
手術時期第九律者降臨前?
副作用

概要

神の鍵、古の楽園、方舟、休眠装置を作り出した技術者兼大魔術師。ケビンに依頼され対ケビン武装も開発した。技術者という役割のためあまり前線には出ていなかった。

自身の思考を分割し、多重人格者のように別個の人間になることができる(融合戦士としての能力?)。この能力を利用してアポニアの戒律から逃れた。それが芽衣が至深の処に至る鍵となる。

多くの人格のうち、ヴィルヴィ、魔術師、技術者が交流に向いた3人格。

専門家は神の鍵の製作者、兼武装の調整役。第三の神の鍵「浄罪七雷」は初期の作品。使用者であるサクラから預かった際に「事故」を起こしたが、他にも第一の神の鍵「虚空万象」作製で問題を起こす。

ヴィルヴィは自身の肉体を容器に、分割した思考をコアにして虚空万象を作ろうとした。しかし、作製中に虚空万象の危険性を察知、メイ博士に助けを求める。これをきっかけに研究の制限を受けるようになった。41Cpt.1ヴィルヴィ「愚人の記憶・9」

加入前の経歴

機械好きの一般人の学生。崩壊災害を隠匿する火を追う蛾を悪の組織だと思い込み、たった一人で敵対していた。メビウスの研究室へマイクロ型ロボットを侵入させるが、エリシアに居場所を特定される。42エリシア追憶の皿「侵入者」

※加入時のエピソードにメビウスとエリシアしか登場せず、火を追う蛾によって崩壊が隠蔽されていた時期であることから、加入は早い時期の可能性がある。

超変因子について

超変因子、手術時期は不明。

第九律者が現れたムー大陸にマジックショーの公演に行ったことからすると、この時点ですでに手術を受け魔術師の人格が分割されていた?

前文明の結末

不明。

第六位「鏖滅」千劫

加入時期第七律者降臨以降
神の鍵なし。第十の神の鍵「軒轅剣」を折る
超変因子帝王級 非天(阿修羅)
手術時期
副作用認知の異化(手術前より精神が不安定になる)43Cpt.1華「千劫について・1」
出身地黄昏の街、オーストラリア

概要

あらゆるものへ怒りを露わにする「異類」の融合戦士。敵の殲滅数なら十三英傑トップ。

誰に対しても敵対的な態度をとるが、戒律を施したアポニアには特に激しい憎悪を燃やす。その恨みに強さはデータにも現れており、古の楽園のシュミレーション訓練使用データによると、アポニアに14500回も戦いを挑んでいる。44コレクション>敵>火を追う十三英傑 アポニア

融合戦士になる前から融合戦士に迫る実力の持ち主。手術前にサクラと戦い傷を負わせたことがある。他にも軒轅剣に触れた際にボロボロにしてしまう、第十一律者(約束の律者)戦後に埋没状態で見つかる、など他の戦士にはない特異な描写が多い

故郷であるオーストラリアをサクラが調査した際には、怪しげなトーテムポールがある祭祀場のような場所が発見された。天才とされるメビウスでも彼の起源は解明できていない。メビウスは千劫の特別な「心臓」を欲しがっていた。

スゥが千劫の意識に潜った際には、謎の扉が発見された。スゥはこの扉を見て、千劫が力を抑え込んでいたことに気づく45スゥ追憶の皿「狭い扉」。千劫の正体についていくつかの断片が提示されてはいるものの、明言はされていない。

ケビンと何らかの関係があるようだが、詳細は不明。ケビンと私闘を行っていたのをメビウスとクラインがこっそり観察していたことがある。エリシア曰く「友人に似ている」。

加入前の経歴

火を追う蛾に最初に確認された場所はオーストラリア。出身はアポニア、パルドフェリスと同じ黄昏の街。療養所のスタッフが発見した時、瀕死の凍傷※を負っていた。46アポニア追憶の皿「極寒の地から」

※おそらく第五律者(氷の律者)を単独で討伐した。テキストに第五律者の情報が全くないのもそのためだろう。

その後、任務で街にやって来たサクラとやり合い、アポニアとともに火を追う蛾へと連行された。

超変因子について

他の戦士とは違い、超変手術で崩壊獣と融合したのではなく「何かを取り除いた」とのこと。コズマのヴィシュヌは千劫を呑み込もうしていた。千刧の超変因子、非天が見つかったのはサクラの故郷。

人為的崩落をしても崩壊獣にならず、人型のままで炎をまとう。

前文明での結末

不明。

第七位「天慧」スゥ

加入時期第八律者降臨直前
神の鍵第二の神の鍵「千界一乗」
第五の神の鍵「停滞の鍵・万物休眠」
第九の神の鍵「エデンの星」
超変因子マーユーリー(孔雀明王)47スゥ追憶の皿「噂:法身」
手術時期加入直後
副作用

概要

精神感知型の融合戦士で医者。戦いで傷ついた兵士をカウンセリングすることもある。温厚かつ穏やかな性格で、英傑の中では数少ないまともな人物。

第八律者の頃に加入しすぐに手術を受け融合戦士に。識の律者により蔓延した昏睡病に対処するため、精神感知型の戦士達とともに夢の中に入り、律者を捕獲48漫画「伝承」第8話。この戦いで亡くなった恩師スパシー博士の第五科学部を引き継いで研究を続けた49スゥ追憶の皿「それ」

医者かつ研究者という立場からメビウス、メイ博士、ヴィルヴィらと仕事上の接点があった。追憶の皿には計画や神の鍵のやり取りなどのエピソードがある。第十律者討伐後にはメビウスが人為的崩落事件を起こした際に最初に駆けつけ、マーユーリーの力でメビウスを抑えた。この時にメビウスの心象風景の中でクラインらしき少女を見ている。

第十一律者(約束の律者)戦では意識を失った千劫の戒律を解除。謎の扉を発見し彼が力を抑えていたことに気づく。

メビウス、千劫の例のように精神感知型らしく人の心理・秘密に迫る描写が目立つ。精神接続により、簡単に他者の心を覗くことができるが、緊急時を除き覗くことはない。本人曰く「ポリシーに反する」。悩みや考えを打ち明けるのはその人が決めることだと考えている。50メインストーリー29章ケビン篇

月での終焉の律者戦時は地球待機組。崩壊病で亡くなったメイ博士にケビンのことを託される

ケビンとは同じ学校に通い、火を追う蛾加入前から友人関係。ケビンが極東へ留学した後も連絡を取り合っていた。

華とは同郷で神州の出身。スゥは漢字で「蘇」、おそらく姓。下の名前は不明。

加入前の経歴

※加入の経緯は漫画「伝承」で詳しく描写された。スゥは自身の記憶を利用してデュランダルに試練を課す。そのため、漫画中ではスゥがデュランダルに、他の登場人物もデュランダルに縁があるキャラに置き換わっている。

崩壊病を研究していた医者。ケビンが火を追う蛾に加入し、連絡を絶った3年後から崩壊病の治療に当たる。しかし、成果を出すことなく2年が経過し、崩壊病が蔓延。勤務していた病院で崩壊病の診療科が廃止され、スゥが尊敬する先輩医師(漫画中ではラグナ)は崩壊病で亡くなった。

この時、出会ったのが火を追う蛾の医師であったスパシー博士(漫画中ではオットー)。彼は先輩医師の古い友人でもあった。スゥは彼に火を追う蛾への加入を希望したが、断られてしまう。スゥは諦めきれず独力で治療方法を探し続けた。

その後、スゥの住む街に第八次崩壊の兆候が出現。避難中に崩壊病の患者を見つけたスゥは思い切って自身が開発した薬剤を投与。これは一定の効果を出したが、スゥも崩壊病を発症し気を失う。

命の危機にあったスゥを救ったのはスパシー博士が開発した血清だった。血清は1000人の崩壊病患者の遺体から作られる。血清には先輩医師から採取された抗体も含まれていた。目を覚ましたスゥにスパシー博士は血清を投与した理由、崩壊病に対抗する医師として認めたことを明かす。一命を取り止めたスゥは火を追う蛾の医師となった。

超変因子について

第八律者と共に誕生した崩壊獣マーユーリーと融合。漫画では「最後の適格者」と言われる。

※おそらく第七次崩壊から第八次にかけて行われた第一期融合手術で、最後に戦士になったという意味。

現文明での行動

恒沙計画の執行者。ケビン、フカらとともに現文明で計画を遂行。しかし、聖痕計画の実行に際し犠牲を顧みないケビンに危機感を抱き彼を量子の海へと封印した。

ケビンを封印したことへの贖罪として自身を第二の神の鍵に封印。

その後、天命による第二の神の鍵起動実験で現れたデュランダルに試練を課す。無事、試練を乗り越えた彼女に須弥芥子の葉を託した。力を使い果たし死に瀕したその時、謎の存在(崩壊の神?)によって覚者として認められた51漫画「伝承」最終話。現在も存命中かは不明。

第八位「刹那」サクラ

加入時期第七律者討伐後
神の鍵第三の神の鍵「浄罪七雷」
超変因子
手術時期4番目の被験者(CM-004)
第七律者討伐後のケビンの誕生会の時点で手術済
後遺症ウサギのような耳

概要

「毒蛹」所属の融合戦士。組織に敵対する人類を排除する任務を受け持つ。そのため崩壊よりも人間と戦うことが多い

本物のサクラは、時に人類に害を及ぼす行動をしていた灰蛇を合計11回も殺したという52サクラ追憶の皿「古き友」。古の楽園ではアポニアの命を狙いパードルという人物に砕けた浄罪七雷のかけらを探させている。53Cpt.1サクラ「神の鍵について・1」

パードルと浄罪七雷について

パードルはここ以外に言及がなく詳細不明。戦闘力では英傑に劣るようだが、失せ物探しに長けた人物のためサクラはパードルに依頼した。

本物の浄罪七雷はワタリガラスが使用中。サクラが探しているのは古の楽園内にある偽物。アポニアを倒すために地蔵御魂もしくは浄罪七雷を必要としていた。浄罪七雷は砕けてしまい欠片が楽園内に散らばった状態。サクラはこのことをエデンから聞き、パードルへの依頼に繋がった。浄罪七雷が砕けた理由は不明。エリシアとエデンはことのことを知っている。

地蔵御魂は侵蝕の律者のコアからできた神の鍵。5万年の時を経て、オープンワールド「桜の輪廻」で完成した。楽園の記憶体は知るはずがない。サクラから地蔵御魂のことを聞かれたエデンも知らなかった。サクラは誰から情報を得たのかは教えなかった。

千劫、アポニアと出会った黄昏の街に行ったのも裏切り者の粛清という任務のため。千劫とやり合った後、二人を火を追う蛾に連れ帰った。その後も千劫との縁は続き、毒蛹に所属した彼と少ないながらも共に任務をこなした。

何かと千劫に縁があるようで、第七次崩壊後に千劫の故郷オーストラリアをメビウスの依頼で調査し、奇妙な祭祀場を発見。また千劫の融合因子「非天」はサクラの故郷で発見されたものだった。十三英傑関係図ではともに「戦友」という認識。

火を追う蛾の暗部を支えたサクラは、律者戦での活躍はほとんどなく、メイ博士やメビウスからの依頼で仕事をこなすことが多かったようである。メイ博士は毒蛹を私兵化し、メビウスは毒蛹の特別顧問として指揮を兼任していた。

加入前の経歴

勿忘草と呼ばれる凄腕の暗殺者54サクラ追憶の皿「勿忘草」。勿忘草を現場に残すという特徴があった。

火を追う蛾の内部抗争で雇われメイ博士の命を狙う。ケビンとメイ博士が湖でデート中に襲撃。これをきっかけに火を追う蛾と接点を持つ。55ケビン追憶の皿「お見舞い」

博士は組織内での影響力を高めるためにサクラを使った。メイ博士は毒蛹を暴力的な手段で私兵化。その後にサクラを正式に火を追う蛾へと招いた。56Cpt.1サクラ「落桜の追憶・9」

第三の神の鍵「浄罪七雷」

雷の律者コアから作られた神の鍵。本物の浄罪七雷はワタリガラスが持つ。気まぐれに7つの形態が切り替わる。サクラは7つの形態を切り替えて戦っていたが、古の楽園では刀の姿のまま固定された。

サクラは浄罪七雷を特殊な任務、裏切り者の始末に使用した。そのためかアポニアによる戒律がかけられ、刀を使用した際の記憶が封じられている。刀を抜く際にその一部を開放、倍のプレッシャーをかけることでサクラを戒めるという仕組み。57Ch29 古の楽園 サクラ篇

前文明での結末

第十二律者となった妹のリンが監禁されたことに対して反発。リンが第十二律者となったことを教えたのはエリシアだった。サクラは火を追う蛾と敵対し、リンが監禁されていた地下区画に侵入。密かにリンを探すも時すでに遅く、彼女は惨殺されていた。

リンの死後、侵蝕の能力が発動。基地内は崩壊ゾンビによって一時的に混乱に陥った。このゾンビの最後の一体が管制室で倒されたことをきっかけに、侵蝕のウィルスは基地のメインシステムにも感染。侵蝕の律者はメインシステムを掌握すると、基地のミサイルを3つの都市に向けて放った。

リンの死に絶望したサクラだったが、律者と真っ向から交戦。律者がサクラに気を取られたすきに、メイ博士が崩壊の箱へと律者を封印した。

ケビンは管制室でサクラの最期を看取った。後に彼女の故郷に墓を立てて、崩壊への勝利を誓う。十三英傑で最初の死亡者

第九位「旭光」コズマ

加入時期第四律者降臨後
神の鍵
超変因子ヴィシュヌ
手術時期人類で最初の融合戦士7人のひとり
第七律者討伐後から第八律者降臨までのどこか
副作用頭の角はヴィシュヌの能力によるもの

概要

ケビンをヒーローと尊敬する少年。ケビンに反感を抱き、一時期、火を追う蛾から離脱していた。

頭の中で色々と考え込んでしまい、言葉にできない寡黙な性格。しかし、エリシアによると英傑の中で最も優しい。協力を頼んでも断れることは一度もなかったという。58Ch.29 永久の楽園 エリシア篇3

ケビン、痕(グレーシュの父)、ディストピアと同じ小隊の所属。痕、ディストピアは十三英傑結成(約束の惨劇後)まで生き残ることができなかった。第九律者戦後、痕が死体すら残らず亡くなった怒りから過度超変を起こす。しかし、アポニアの戒律によって捕食の欲求を抑え込み、崩壊獣化は免れた。59コズマ追憶の皿「旭光、変身」アポニア追憶の皿「堕落の前」

方舟計画を任されるもヴィシュヌの性質があだとなり変更になった。

古の楽園では未熟なグレーシュの世話を焼き、彼女の創作活動に邪魔が入らないよう守る。方舟計画に関し、グレーシュに知られたくない何かがあるようで、アポニアが彼女に計画について話そうとするとそれを妨害した60Ch.29永久の楽園「グレーシュ篇」

加入前

故郷が「平和とは程遠い」場所であったため自警団のような活動をしていた。第四律者による嵐が街を襲った際にケビンと出会う。コズマの名を知っていたケビンは協力を要請。加入後は同じ第一小隊に所属する61Cpt.1コズマ「少年の記憶・8」

超変因子について

超変因子は3体しか認定されていない末法型崩壊獣ヴィシュヌ。ヴィシュヌは唯一無二の崩壊獣で一体しか存在しない特殊な個体。崩壊獣を飲み込み成長し続けるという特性が解明され、後から末法型に変更された。ヴィシュヌの特性が判明すると、メビウスはコズマに数百体もの崩壊獣を食わせた。

そのため子供の見た目に反し戦闘力は高い。火を追う蛾でコズマに勝てる者は4人しかいないという62コズマ追憶の皿「噂:秘密」

コズマは「過度超変」を起こした最初の例

過度超変はアポニアの戒律で対処したものの、理性を失うリスクは依然として存在しており、約束の惨劇後には不安定な状態となっていた。63Ch.29 永久の楽園 第三部 エリシア篇

ヴィシュヌの細胞は現文明でテレサの体にも植え付けられ、強力な再生能力を与えた。

前文明での結末

ケビンの挙げた死亡者リストに名前がある。月での終焉の律者戦で、少年と思しきシルエットが見えることから、月で戦死したものと推測される。

第十位「無限」メビウス

加入時期創設者
神の鍵
超変因子シェーシャ
手術時期3番目の被験者(CM-003)
第七律者討伐後のケビンの誕生会より前
副作用再生時の退化(若返り)

概要

火を追う蛾の天才科学者。崩壊に勝つために「人類を進化させる」ことを目的にしている。

火を追う蛾の創設者の一人で最古参。火を追う蛾の創設に際して協力者がいたが明らかにされていない。創設前の詳しい経歴に関しても不明。本人は「重要ではない」と言っている。おそらく英傑の中で最年長。(千劫と親子であるという噂が立ったことがある)

自身すらも実験体にし64華追憶の皿「雛鳥と蛇」、常に合理的な判断を下す冷徹さを持つ。度を越した合理性から周囲と折り合わず、反発されることもしばしば。エリシアによると「倫理観がない」65Ch.29 永久の楽園 第3部エリシア篇。研究室の助手であった伏犠、女カの姉妹もメビウスのもとを離れた66華追憶の皿「どんどん遠くへ」

クラインは唯一の理解者。古の楽園の管理者であるクラインは彼女をモデルに作られた。灰蛇はメビウスによって作られた機械生命体。

「誰」を失おうともメビウスはその歩みを止めることはない。しかし、クラインが死亡した第十次崩壊後に過度超変※を起こし暴走。最初に駆けつけたスゥが、メビウスの心象風景の中でクラインらしき少女を見ている。

※メビウスのテキストでは「過重」超変と書かれているが、おそらくコズマの過度超変と同じ

全般的に人間関係は良好とは言い難いが、メイ博士のことは科学者として高く評価している。ムー大陸での学術集会で、高校生のメイ博士に目をつけたのはメビウスだった67メビウス追憶の皿「いいお知らせ」

記憶体のメビウスは自身こそが本物のメビウスだと自負、楽園からの脱出を目論んでいた。

加入前の経歴

幼い頃に母親を亡くし、薬によって豹変した父から暴力を受けていた。母の死によって自暴自棄になった父の姿にメビウスは人間の弱さを痛感し、「人類を進化させる」ことを決意する。

超変因子について

超変因子は第三次崩壊時に確認された崩壊獣シェーシャ。副作用として再生時に退化してしまう。第十律者(支配の律者)が原因でクラインが死亡した後、人為的崩落によって大事件を起こしたが、スゥとサクラによって鎮圧された。

前文明での結末

文明終焉まで生き残り、最後の歌を歌うエデンを見届けた。その後、コールドスリープせずにAIプロメテウス※に接触。具体的に何をしたのかは明言されていない。

※プロメテウスはメイ博士の研究を補佐していた人工知能。漫画ではブローニャのようなシルエット。ゲーム本編ではフカ達がコールドスリープするシーンで登場。

第十一位「郡星」グレーシュ

加入時期
神の鍵
超変因子
手術時期
副作用

概要

常に絵を描いている少女。他人の振る舞いを真似て色を吸収し、心の内を反映した絵を描く。絵によっては怪物が具現化することがある。エリシアを描いた時は空白の絵になった。

戦士として戦場に出たことはなく、ずっと絵を描いていた。記憶体によると飛行船(方舟)に乗って今も絵を描いているとのこと。

手術直後は至深の処にいてアポニアの治療を受けていた。面倒を見ていたアポニアを「お母さん」と呼び、慕う。68アポニア追憶の皿「噂:畏服」

絵を描くこと以外には無頓着なため、古の楽園ではコズマが何かと世話を焼き、彼女のアトリエを守っている。

アポニア、コズマがグレーシュの保護者的存在。教育方針(?)の違いか3人で一緒にいることはほとんどない。69Ch.29 永久の楽園 第二部エリシア篇他にも妹のいるサクラや、パルドフェリスも幼いグレーシュのことを気にかけている。

加入前の経歴

ケビンと同じ小隊にいた痕(こん)の娘。両親が火を追う蛾に所属しており、時折両親に連れられて職場に来ていた。母はメビウス実験室の助手を勤めていたが、第七次崩壊の直後に辞め、代わりの助手を紹介した70Ch.29 古の楽園 エリシア篇2

前文明での結末

記憶体のセリフ通りならコズマに代わってヴィルヴィの方舟に乗り、居住可能惑星の探査に出た。方舟は地球に残ったスゥ達に定期連絡をしていたが、太陽系を出た後に音信不通となる。本編の年代になっても消息不明のまま。71漫画「伝承」

また、漫画「伝承」の描写では流れ星が2つ※描かれており、誰かと共に方舟計画を実行したようだが、コズマ以外に方舟計画を任されたという戦士はいない。※方舟は一人乗り

第十二位「浮生」華

加入時期第三律者討伐後?
神の鍵第八の神の鍵「渡世の羽」
第十の神の鍵「軒轅剣」
超変因子迦楼羅(ガルダ)
手術時期第十律者討伐後
副作用完全記憶能力
出身地神州

概要

Meta-Morph配剤と軒轅剣によって覚醒した融合戦士。MM配剤で初めての成功例72エリシア追憶の皿「入隊指導」。現文明では精衛仙人、フカとして活動する。

火を追う蛾への加入自体は早いものの、融合戦士・幹部としては新参。そのためエリシアは華を第十二位において危険な任務から遠ざけた。またコールドスリープしないと決めたエデンは、華の活躍の場は新しい文明だと考え、火種計画を託した73エデン追憶の皿「火種」

第七律者となった卑弥呼(ヒメコ)の部下。ヒメコは律者と化した後、小隊のメンバーを殺したが、フカだけは生き残った。この第七次崩壊でエデンは華に救助された。74華追憶の皿「火」

融合戦士の計画が始まったのはこの第七次崩壊。ケビンの手術を皮切りに融合戦士が誕生していった。しかし、華が覚醒したのは第十律者後の実験と遅い時期。

覚醒直後、第十一律者(約束の律者)との戦いで融合戦士としての実力を発揮することになる。華はアポニアによって調整された渡世の羽で第一定格出力を発動。過去の思い出やなぜそうしたのかを忘却した。しかし、これが決定打となりケビンによって約束の律者は討たれた。75華追憶の皿「約束を振り切る」「カウンセリング」

渡世の羽の第一定格出力:現文明の第二次崩壊でもシーリンに対して第一定格出力を使用し記憶を喪失。第一定格出力によりシーリンと崩壊の意思との繋がりが断たれた。約束の律者も同様に繋がりを断たれ、結界を無効化されたと思われる。

結界を解除した功績が評価されたのか、いち兵士だった期間が長いにも関わらず、上層部が提案した五英傑にも選ばれた。76Ch.29 永久の楽園 華篇

この後、メイ博士はアポニアの能力に関する報告書を提出77アポニア追憶の皿「調査報告:戒律」。戒律から開発されたと思われる神音の実験が行われた。華は被験者となり、成果を残す。神音は不具合を多く残しており、適合する可能性が非常に低かった。

神音実験:神音は制御者のない戒律であるため、アポニアの能力が判明した後に、戒律から開発された可能性が高い。

噂を聞きつけたメビウスに侵蝕の律者の箱を使った実験を持ちかけられたが、この実験をも華は生き残る。実験前に今までの奇跡的な事象をメビウスに問い詰められると、華は「運がいいだけ」と答えた。78華追憶の皿「百分のゼロ」

古の楽園では完全記憶能力の弊害で、定期的にある時点へ記憶を巻き戻してリセットしている。

加入前の経歴

神州の拳法道場の娘。留学先の極東で崩壊災害(第三律者?)に遭うも、ヒメコによって救助され、火を追う蛾の兵士となる。

超変因子について

超変因子は迦楼羅(ガルダ)。第十律者(支配の律者)討伐後、オーストラリアで行われたMeta-Moroh配剤と軒轅剣の実験によって覚醒。

不死鳥の如き再生能力によって、華を侵蝕の律者の箱の実験で生還させる。500年前、太虚剣の弟子達に殺された際にも復活できたのもおそらくこの再生能力のため。

迦楼羅は「金翅鵬鳥」の別名。「金翅鵬鳥」は原神では魈のデザインモチーフの一つでもある。

現文明での行動

ケビン、スゥらとともにコールドスリープ。エデンに託された火種計画を実行。伏犠、女カからのサポートを受けながら、人類の発展を補助した。

姉妹が亡くなってからはAI伏犠の書とともに活動。妖獣や魔に堕ちた人間(崩壊に侵蝕された人間)を容赦なく始末していた。500年前に精衛仙人として太虚剣を創始。しかし、精衛の苛烈なやり方に反発した弟子達によって一度殺された。

第十三位「空夢」パルドフェリス

加入時期第十律者の後
神の鍵
超変因子
手術時期加入と同時期
副作用猫のような耳
誕生日7月11日
出身地黄昏の街

概要

古の楽園の商人。戦闘はあまり得意ではなく、後方支援担当。病気療養中だったため約束の惨劇を免れた79凡人の記憶・6。制服を集めるのが趣味でそのために毒蛹に一日だけ属していたことがある。

パルドフェリスは数多く誕生した第二期融合戦士の一人。ケビン達のような華々しい活躍はなく、約束の惨劇で生き残るまで上層部に全く知られていなかった。確固たる実績はないものの、エリシアによると「パルドフェリスがいることで普通の日常を忘れずにいられる」という80Ch.29 永久の楽園 エリシア篇3

連れている猫の缶詰は古の楽園で発生したイレギュラーな存在。楽園のためのデータ収集中にパルドフェリスが居眠りしたところ、パルドフェリスのデータに突如として発生。パルドフェリスが飼っていた猫ではなく、何故出現したのかも不明。81凡人の記憶・3

※猫の缶詰とケビンの猫に関する噂

ケビンが融合戦士となった後、たまに彼の周りにが現れるという謎の噂が立ったことがある。通常の猫ではケビンの冷気に耐えられるわけがなく、噂好きのアーウィンはこの噂を否定した。この猫が缶詰と関係あるのどうかは分からない。

加入前の経歴

黄昏の街でその日ぐらしをしていた盗品商人で義賊。商人と偽って忍び込み、根こそぎ財産を盗んでおり、街で賞金首として指名手配されていた。

加入は第十次崩壊の頃。偶然、火を追う蛾に関する資料を見つけ、盗みに入ったところ、志願者と勘違いされ手術を受けることになってしまう。

超変因子について

不明。

ただし、尻尾の模様はマーブルキャットという猫科の動物に似ている。パルドフェリスはマーブルキャットの学名。

前文明での結末

不明。ケビンの挙げた死亡者にも含まれていない。

月での最終決戦前?に黄昏の街に宝物を埋めた。その宝箱の鍵を古の楽園で芽衣に渡す。

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参考文献など