ウロボロスと言えば死と再生や永遠のシンボル。

実際、メビウスも死ぬと再生する不死のキャラとして描かれる。だが、再生は永遠ではなく終わりがあった。

物理学者が例えとして用いたウロボロスのことを考えると、miHoYoがを多様する理由が分かる……かもしれない。

ウロボロスと物理学

ウロボロス
File:Ouroboros.png – Wikimedia Commons

宇宙を知るなら素粒子を、素粒子を知るなら宇宙を知らなくてはならない。

物理学者はこのような状況をウロボロスに例えた。

より小さな世界、素粒子を調べることは宇宙誕生まで時間を遡るということ。

それは現在の広大な宇宙を解き明かす鍵となり得る。

SF崩壊3rd

ストーリーに出てくる難解な専門用語のうち、物理や量子力学に類するものがある。

深淵の「超弦空間」は物理学の未実証理論の一つ「超弦理論」。

26章、オットーが支配の律者の力を盗んだと気づいた時の博士たちの会話より「プランク長」

シナリオライターはSFに必須な宇宙関連書籍もよく目を通していると思われる。

宇宙を解き明かす鍵となる物理のウロボロス。

蛇のモチーフを多様する意図の一つとして、「宇宙の真理」を表しているそんな風にも考えられるかもしれない。