天理の調停者が使っている赤い立方体から崩壊3rdとの繋がりを考える。

赤い立方体が気になる

天理の調停者が使っている赤い立方体、

これとカーンルイアが滅ぶシーンでも出でくる立方体。色形、表面の模様も一致する。

天理の調停者と瓜二つの空の律者は、崩壊3rdでこのような赤い立方体を使ったことがない。

崩壊エネルギーは鮮やかな紫色で、結晶化する時はかならず「方形」になる。このことは公式ファンブックにも書かれている。

スクショのために攻撃を受ける芽衣

おい止めろォ!あれこの赤いのって…

後崩壊書に出てくる謎の敵の一種「魔術師」がこれを使ってくる。

彼らは公式未翻訳の漫画にも登場する「天上の人」。

星を滅ぼす「天上の人」

ゲーム中ではどういう存在が分かっていないのだが、漫画「異郷」(簡体字:异乡)では詳しい説明がある。彼らは崩壊エネルギーを収奪し星を滅亡させてしまう恐ろしい存在。

第4話 日本語訳は有志によるもの

天上の人はまず小惑星に偽装した斥候星を派遣。良さげな星を見つけると、斥候星をまず衝突させ大きな被害を与える。そして母星から大部隊を派兵して崩壊エネルギーを収奪した上で星を滅ぼしてしまう。原神主人公の故郷も彼らに滅ぼされ、宇宙へと旅立った…のかもしれない。

こ、怖いぞ…。ガクブル。旅人そんなことがあったのか。

星核のエネルギーを集めて地下から放ち、二回連続の小範囲攻撃を仕掛け、星核放射を蓄積する。

魔術師のスキル説明文「星核吹き出し」

魔術師が使う赤い立方体は「星核エネルギー」によるもの。このエネルギーについては、まだ後崩壊書で詳しく説明されておらずよく分からない。

名前の通りに地球のエネルギーを吸い取っている?

ゲームの描写からすると、崩壊エネルギーと違って結晶化した時に必ずしも立方体になるとは限らない。フィールド中では水晶のような尖った形の結晶が確認できる。

赤い結晶は外殻部に崩壊エネルギーが微量含まれると解析結果が出た。よって人為的(人ではないが)に作られた結晶だと判断された。(後崩壊書>コレクション>物語>メイン-1.2英雄探し・上-開始前)

推測であるが、多めの崩壊エネルギーで星核をコーティングして、攻撃を強化しているのではないだろうか。通常の結晶よりも多く添加することで、崩壊エネルギー結晶の特徴である立方体になってしまうとか。

赤い立方体の表面模様を比較してみる。

天理の調停者の立方体
魔術師の立方体

似ているが完全には一致しない。全く違うエネルギーなのか、使用者の違いか…。

天理の調停者の方には真っ直ぐの筋のようなものが入っているが、これは崩壊エネルギーの立方体にも入っている。あと星空のようなキラキラフェクト(パイモンのマントのような)が光るが、崩壊エネルギーの方にはない。

  • 両者の表面にある模様は似ているが一致しない
  • 天理の調停者の方には崩壊エネルギーと同じ筋がある
  • 天理の調停者の方にはキラキラフェクトがかかっている

崩壊3rdの方はテクスチャが荒いのであまり細かい部分は気にしない方がいいかも。

天上の人(The Sky People)

元ネタはアメリカの同名のSF小説「The Sky People」から。宇宙人をテーマにした小説、オカルト本で同名の本がいくつか出版されている。Amazonで同名本の概要を確認した感じではS.Mスターリングのこの小説が元ネタだと思われる。たぶん。

日本語訳は見つからなかった。「万物の霊長」(人間のこと)シリーズの1冊目。

本当か?

ググったけどこれが元ネタだって言ってる人が他にいなかった…。出版年は崩壊3rdサービス開始より前の2006年。英語のタイトル・名付けはだいたいシンプル故に被りやすい。エイリアンのことをSky Peopleと呼ぶのも割とありふれた表現っぽい。ただ、Wikipediaのあらすじに共通点がいくつかあったので要約してみる。

舞台は金星と火星に生命体が存在する平行世界。

アメリカとソビエトは宇宙開発競争をしていて、金星と火星に様々な生命体(人間、恐竜etc)がいることを発見する。
地球人は金星に基地を作り、訪れた新参者は歓待を受ける。だが、ここにいた恐竜は頭に制御装置を埋め込まれて操作されている状態だった。

さらに、物語が進むと金星の動植物(人間含む)は進化の仕方が地球と非常に似ていることが分かってくる。(DNAを調べる手段が基地になく、確信に迫れない)

また、別の来訪者はなんやかんやあって、地球人の基地から遠く離れたところで、飛行船を放棄せざるを得なくなった。そこで現地人の争いに巻き込まれる。異星人のAIは金星人の争いに介入した地球人に怒りを覚えた。事態を解決する能力がないAIは、創造主に帰還を求める。地球人は現地人の言語から異星人が地球のホモサピエンスを連れてきて、金星の生命体を作った創造主だと気づいた。

そんなわけで、異星人がいる証拠を携え、現地人を引き連れ、基地へ向かう長い旅を始めたのだった。

崩壊3rdと原神を彷彿とさせる設定がいくつかある。

  • 生物を操る制御装置:先住民を操る「天上の人」の神経インプラント
  • 地球と似ている動植物、創造主:地球の遺伝子を持って、居住可能惑星を探す方舟計画
  • 金星にいない創造主:現在のテイワットにも創造主はいない
  • 現地人を引き連れた長い旅:現地で仲間を作って旅をする異星人の原神主人公

他のサイトでは金星人の個性豊かな民族についても紹介しているサイトがあった。THE SKY PEOPLE | Kirkus Reviews

恐竜と哺乳類の両方が住めるこの奇妙な土地には、他の集落も存在する。
多数の地球人と地元の部族、商人、巡礼者で構成された小さなコミュニティ「カルタハウン」、略奪的なネアンデルタール人のランクの高い野蛮な部族「ヴェーグ族」、毛皮のふんどしを締め、吹き矢を持った金髪の妖精のような極西の「クラウド・マウンテン・ピープル」。
また、セラトプシアンと呼ばれる巨大な騎乗可能な爬虫類や、強くて怖い猛禽類のようなケツァなど、あらゆる種類の不思議な獣が繁栄しています。

小説自体のジャンルはSFなのだがこの辺りの描写は原神のようなファンタジー世界である。

「ファンタジーなゲームをしていたと思ったら実はSFだった」というゲーム作品は実際にあったりする。ネタバレになるので作品名は伏せる。

毛皮のふんどしって何だ?

DeepLに聞いて。直すのめんどいからこのままいくよ。

兎にも角にも、創造主が星にいないというのも共通する。

調停者は死に瀕し、創造主は未だ訪れぬ

だが、世界は二度と燃えぬ。あなたが「神」の座に就くから。

主人公キャラクター詳細

この”The Sky People”から始まる万物の霊長シリーズは2巻目も出版されている。

一作目に比べると関連性が低いあらすじだったが、原神2がこれを下敷きにするかもしれないので載せておく。

何年後になるんだ、それ…

今度の舞台は火星。火星の文明は地球より古くすでに衰退していた。だが、遺伝子の専門家が文明に多くおり、生きた機械が生み出されていて、今もその機械が残っていた。

とある考古学者が砂漠にある都市に派遣され、同行した火星人の傭兵と恋に落ちる。彼女はただひとり探検隊が発見した「見えない王冠 」を身につけることができた。その王冠はかつて火星全体を支配したトラムーン王朝のもの。彼女は現皇帝の隠し子だった。また、金星と火星をテラフォーミングしたエイリアンの古代技術を行使できることも分かった。

そんなわけで始まるトラムーン王朝の派閥争い。皇太子は人間を駒に見立てた火星版のチェスで敗北し死亡。現皇帝もなんやかんや亡くなり、隠し子である傭兵が皇帝の後を継ぐことになる。

皇帝となった傭兵は、考古学者を皇太子の后に迎える。そんな二人の前にエイリアンのコンピュータプログラムが現れて「次のステージに進む」と謎めいたことを告げた。地球、金星、火星へと繋がる3つのゲートが開かれ、二人が火星のゲートを通り、その先にある新しい世界「Vow'da」(月の世界)に行ったところで物語は終わる。

古代の機械は原神にもあるけど生きてはいない。(野生のエンジンの群れとかいるらしい)

コンピュータプログラム、創造主が現れるのか…?

キアナも崩壊を封印するために月に行ったらしいし、原神2と崩壊3rdが交わる日が来る…?

創造主は誰か

1. 創造主=天上の人

□崩壊現象が起きない理由

天上の人は効率よく崩壊エネルギーを「収穫」する方法を開発した。宇宙を探し回って崩壊エネルギーを奪うのは効率が悪い。テイワットは崩壊エネルギーを収穫するために作られた農場のような場所。崩壊エネルギーを定期的に「収穫」しているため、テイワットでは目立った崩壊現象は発生しない。

☆地球の遺伝子

後崩壊書で地球を訪れ、天上の人は遺伝子を持ち帰った。この遺伝子を元に作られたのが原神のキャラクター達である。時系列でいえば、原神は崩壊3rdより遥か未来の物語になる。

ウェンディからウェンティ(が姿を借りた人物)も生まれることができる。ウェンディは前文明にそっくりさんがいないため、前文明の遺伝子だけではウェンティというキャラは成立しない。

○テイワットにいない理由

ヴェルトは漫画で天上の人が平行世界の姫子に目をつけていることを知った。そこから始まるのが崩壊:スターレイル。天上の人はスターレイルでやられてしまうため、テイワットに崩壊エネルギーを収穫しに行くことができなくなる。テイワットにおける最大の問題は、収穫されずに溜まっていく崩壊エネルギーとなる。

後崩壊書→テイワット作る→スターレイルでやられる

テイワット作ってからやられるまで早い気がするぞ…

△天理の調停者はAI

天理の調停者は天上の人に作られたAI。地球に寄った時にオットー(虚空万象)から空の律者のことを知り、彼女をモデルとして作られた。

漫画でウェンティのイメージの中にいる天空島人もAIであり無機質な対応しかせず、リンゴなどの食料も必要としない。そのためウェンティにはつまらない場所と思われている。

天理の調停者は天上の人と同様に星核エネルギーを使用できる。留守にしている天上の人に代わってテイワットを管理することが役目。しかし、天上の人が帰ってこないためメンテナンスができず、主人公のテキストにある通り死にかかっている。

2. 創造主=方舟計画参加者=崩壊3rd前文明人

☆地球の遺伝子

方舟は太陽系外に居住可能惑星を見つけた。星をテラフォーミングし、地球の遺伝子を使って原初の人間を作った。そして人が住めるようになった大陸にテイワット(Teyvat=方舟)と名付けた。

前文明の遺伝子だけじゃ、現文明にしかいないキャラは作れないぞ。吟遊野郎とか。っていうか天上の人が創造主だった場合、テイワットの由来はどうなるんだ?

前文明にはそっくりさんが必ず存在している裏設定でもないと、その辺は解決できない。由来は「テイワット」のもう一つの意味「箱」の方で、崩壊エネルギーがとれるファンタジーな箱作ったよ的な意味でつけたとか…。

○テイワットにいない理由

地球と連絡がとれなかったのは距離が離れすぎているから。漫画では太陽系外に行って1000年たった後、音信不通になった。通信ができる距離まで初代文明人(=創造主)は移動中でテイワットにはいない。

天空島にいるのはAIか、二代目以降の前文明人。無機質なAI、全体主義かつ合理主義の前文明人はウェンティと相性が悪く、近づきたくない場所と思われている。

△天理の調停者はケビンの遺伝子から

天理の調停者はケビンの遺伝子から作り出された。エイプリルフールの性転換イラストでキアナがケビンになっている。星核エネルギーを行使できる理由は分からない…(´・ω・`)

3. 創造主の前文明人は天上の人に滅ぼされた説

テイワットの管理者は前文明人から天上の人に変わった説。

○テイワットにいない理由□崩壊現象が起きない理由

前文明人は天上の人に滅ぼされた。誰もいなくなってしまったため、地球と連絡もとれなくなってしまった。

天上の人は前文明人に代わって、テイワットを崩壊エネルギーの農場として再利用することにした。定期的に崩壊エネルギーが収穫されるため、テイワットでは崩壊現象は起こらない。

△天理の調停者と天空島人

天上の人は前文明人を滅ぼした後、前文明人が作ったキアナを律者化。そして神経インプラントを埋め込み自在に操れるようにした。星核エネルギーを行使できる能力もついでに与えた。

天空島の人間(?)も神経インプラントを埋め込まれ、彼らに操られてテイワットを管理している。そのため天上の人は常にテイワットにいる必要がない。天空島は操り人形のような精気のない人ばかりになり、ウェンティはあまり近づきたくないと思っている。


ちょこちょこ怪しいところがあったぞ

まだ必要な情報が明かされてないし仕方ない。まだ崩壊の漫画も全部読めてないし。

まとめ

天上の人がテイワットの創生に関わっている……かもしれない。