書き直し記事
この記事をもとにリメイクした記事をHoYoLABに投稿しました。
【考察】∞メビウスの輪とトリケトラの意外な繋がり | 崩壊3rd | HoYoLAB
【考察】エリシアの腕のマークとメビウスのマークの比較 | 崩壊3rd | HoYoLAB
後者は当ブログにも掲載
メビウスの無限マークの特徴

メビウスの特徴となっているマークは、ひとつの輪が複雑に絡み合い4つの結び目を作る。このマークは一筆書きができ、始まりも終わりもない循環――永遠を表す。
※無限マーク:公式な呼称はないためとりあえずこう呼ぶことにする
メビウスの輪とトリケトラとの関係
紙でできたメビウスの輪を平行に切るとできるのは、1つの大きな輪。さらに回数を増やし2回捻ると、鎖状に繋がった2つの輪になる。さらに増やしていくと……
※紙を裏返す(180度回転)のを1回とした場合。サイトによっては裏返し2回(360度)を1回転とカウントしている場合もある。

3回
3つの結び目がある1つの輪=トリケトラ

4回
4つの結び目がある1つの輪=メビウスの無限マーク
3回捻ったメビウスの輪を切断すると、パイモンのお腹やモラなどにあるトリケトラマークが出来上がる。
【パイモン生誕祭】
— 原神(Genshin)公式 (@Genshin_7) June 1, 2020
「誕生日はおいし…じゃなくて、こんなにおいしいお菓子が食べられるなんて、誕生日ってすごく楽しいぞ!」
イラストはアトイマ様よりいただきました。#原神 #Genshin pic.twitter.com/t2Y8NEcVEg
無限マークに似たソロモンズノットとは

2つの輪っかが中央で絡み合った形のマーク。ギロシェノット や 二連式ノットとも。中央の卍のような結び目をペルタ・スワスチカ(盾状まんじ)と言い、こちらで呼ばれることもある。13つの名称のつづりはguilloche knot, duplex knot, pelta-swastika
発祥・使用例
古代ローマのモザイク画が起源。ヨーロッパの他、中東ではイスラム教の歴史的遺跡に伝統的に描かれる。中央アジアではアンティークの織物に。
ソロモンズノットはラテン語では「ソロモンの封印」と称されることがある。これはソロモン王の知恵や知識に結び付けられたものと考えられる。そのためか、現代ではアメリカの大学図書館2カリフォルニア大学ロサンゼルス校のPowell Libraryで使用されている例も。
メビウスの無限マークとの違い


ソロモンズノットの構造、紐の絡み方はメビウスの耳飾りや研究室のマークに似ている……ように見える。が、無限マークと違いこちらは一筆書きができない。2つの輪からなる構造上、ひとつに繋がることはない。
ケルトのソロモンズノット
原神の古代文明周りのデザインにはケルトの組紐文様(ケルティックノット)が数多く取り入れられている。そのケルティックノットにもソロモンズノットがモチーフとして使われることがある。
古代遺跡にあるこのマークはソロモンズノットにも見えるが、一筆書きができるため、メビウスの無限マークと同じタイプ。

まとめ
- メビウスの無限マークは一筆書きができて永遠の循環を表す
- 原神の似たマークも一筆書きできる
- ソロモンズノットという無限マークに似たマークがあるが、輪の構造が異なる
- メビウスの輪を3回捻って切るとトリケトラになる
- メビウスの輪を4回捻って切るとメビウスの無限マークになる