鶴観を開放する一連の世界任務「霧海紀行」のストーリーまとめ。
導入
依頼人は小説家の墨田。彼女は「この小説がすごい」に参加すべく冒険小説「霧海紀行」を書こうとしていた。題材は数千年前に滅んだという鶴観。この小説の中で伝統楽器「マウシロ」の音を詳しく描写するために本物を手に入れてきてくれ、というのが墨田の依頼だった。
主人公とパイモンは墨田の紹介で、カマという青年の舟に乗り、鶴観へと向かった。
鶴観:「遠海物語」によると数千年前に滅びたという島。現在は一年中霧に包まれている。
カマ:鶴観の末裔。現在は鳴神島で船夫をしている。墨田と何度か仕事をしたことがある。
サブ任務1: 注文の多い作家
鶴観にやって来た旅人はルーという謎の男の子に出会い、これから行われるという祭典で重要な止まり木の奉納を手伝うことになった。奉納を終え、マウシロを手に入れたものの、墨田に渡そうするとマウシロは忽然と消えていた。
鶴観は深い霧に包まれ一寸先も見えない状態。カマは扉から入っていくといいと助言する。
鶴観の石の扉:ここから入らないと霧の中で方向を見失い、スタート地点に戻される。
カマの助言に従い、鶴観に入った主人公は謎の男の子ルーに出会った。ルーによると鶴観ではもうすぐ祭典があり、その準備をしなければいけないという。
ルーの年の数え方:雷が鳴ったら一年。この数え方は「みんなと同じ」らしい。
祭典について
ルーに付いていくと、祭典の準備について話し合うマキリとイペの会話を聞くことに。
止まり木:祭典に使う大事な木。かつて雷鳥(カパッチリ)が止まったことがあるという木のこと。
止まり木の奉納:木の中にある異物を祓うこと。雷鳥への敬意、崇拝を意味する。止まり木に蓄積した雷鳥の力は「羽毛」という形で鶴観の異物を運び出す。ゲーム的には止まり木に触ると羽毛が散る、これを集めると奉納したことになる。奉納後、羽毛は霧によって浄化される。ルーは元素に敏感なため羽毛を探しやすい体質。
霧:鶴観を守る神聖な結界。鶴観の異物は地下からやってくるため、霧で防ぐことができない。よって定期的な奉納が必要になる。
主人公はマキリの代わりに「羽毛」を探すことになる。
止まり木の奉納をする
奉納が終わると、マウシロが全て集められているという祭場へ向かう。
キトとキナの会話(子供達):古代壁画についての会話。マタ(ルーの祖父)によると古代の世界を描いたもの。古代の世界は暗黒に飲まれてしまった。鶴観は雷鳥の霧海に守れているため、暗黒は入ってこれない(アビスのように意思を持っている?)。壁画の祭司像がマタに似ておらず、二人ともおかしいと同意する。
アペとウナの会話(老夫婦):外に出てみたいが暗黒のせいで出られない。祭司が言うには霧海から離れると魂がさまよい、静寂の国の影になってしまう。新天地を探した人もいたが誰も生きて帰ってこなかった。帰った来なかった人の一人→カマ家の息子
※フィッシュルをモチーフにした弓「幽夜のワルツ」のストーリーで「静寂の国」が出てくる。詳しい説明がないため同じ国を指すのかは分からない。
話の流れ的には止まり木の様子を見に行く体だが、主人公がすべての奉納をすることになる。
チライ社殿での奉納
怪我をしたクに代わって止まり木の奉納。元素に敏感なルーでも奉納はできるが、いつも最後は上手くいかない、とのこと。
シリコロ山での奉納
シリコロ山底部の水を抜き、壁画がある地下でギミックを解除する。奉納が終わるとルーと会話。今までの旅の話をルーに聞かせる。祭場で子供と老夫婦が話していた内容をルーも話す。
ルー:でも僕、外から来た人にたくさん会ったんだよ。だから、寂海にも人が住んでるって知ってるんだ。
燼寂海のこと??
アウタケ平原での奉納
羽毛の回収に邪魔な魔物を倒す。ルーによると昔は毛むくじゃらな人(ヒルチャール?)と大きな機械などいなかった。昔いたのは鵜猿獣という動物。温厚で美味しい獣。
いつからか鵜猿獣はいなくなり、ヒルチャールや機械が現れたという。
鵜猿獣については別記事にて。
奉納完了後
奉納を終えた主人公をすごいと褒めるルー。以前にも外から来た人(墨田の依頼を受けた人達)がいたが旅人ほどではなかったという。
マウシロ:霧の深い鶴観で互いの位置を音で知らせるための装置。マタ(ルーの祖父)によると霧の中でさまよう魂を家へ導くことができる重要なもの。そのため祭典でも使う。
祭場に戻る
奉納を終えて祭場に戻って来ると誰もいない。代わりに祭場の奥でマウシロを見つけ、カマの舟で鳴神島へと帰還。だが、依頼の品であるマウシロを墨田へ渡そうとすると、楽器は忽然と消えていた。
墨田は今まで何度も依頼をしたが同様の結果となったという。深まる謎に興味を持った一同は、鶴観を引き続き調べることに決めた。
サブ任務2: マウシロの音を聴く
マウシロとは、元々は特別な力を持つ雷鳥の羽毛のことだった。旅人は祭場に現れないルーを探しに行く。探しに行った先で羽毛を雷鳥の羽毛にかざすと、ルーと話をしている鶴観の人々の幻影が現れた。幻影のカマ(カマの先祖)がマウシロを埋めた場所を掘り返してみると、木製のマウシロを手に入れることができた。
墨田は万端珊瑚探偵事務所の珊瑚と冒険者ロアルドを呼び出した。彼らは旅人と同様にマウシロが消えた経験の持ち主。
珊瑚の助手龍二の話:霧の中でさまいながらも確かにマウシロを持ち帰ってきたが消えていた。鶴観でのことは頭の中に霧がかかったようで上手く思い出せない。
ロアルドの話:ロアルドはカマの言う通り、扉を通って鶴観に入った。霧の中で知らない男の子にあったという。ロアルドも鶴観でのことをよく覚えていないが、それは物覚えが悪いせい。
雷梟:雷鳥のこと。雷梟は天雲峠で雷電将軍に滅ぼされた。浅瀬神社は雷梟の残した力を制御するために建てられたもの。珊瑚の推理によれば、一般に見られる地脈異常と雷梟の力によって鶴観の異常現象は発生している。
情報共有した一行は改めて鶴観に向かった。
ルーとの再会
姿を消した旅人を心配していたルーと再会。マウシロが消えたことを話すが、まだ旅人が持っているはずだという返答。ルーは祖父マタから聞いたことを伝えた。
世界に闇が広がった後、雷鳥は鶴観を守るため、霧を撒き散らした。
しかし、霧の中で鶴観の人々は太陽も、月も、星も見ることができなかった。
親戚、友人、子供、さらに飼育している鵜猿獣がどこにいるのかさえもわからない。
その時、流れ星のようにまばゆい紫色の雷鳥が、空洞となったカンナ山から羽ばたいた。
空気を切り裂くような羽の鋭い音が聞こえ、初代祭司は雷鳥の羽根を拾った。
息を吹きかけると、硬い羽根が優しい音を鳴らした。
このようにして、人々は霧海の中で自分の位置を他人に伝え、迷っている者を自分のところへと導いた。
その後、木片を使って、この音を真似るようになったのだ…
つまり雷鳥の羽毛が最初のマウシロ。ルゥは羽毛の力を旅人から感じため、まだ持っていると思ったのだった。
雷鳥の羽毛のマウシロ:旅人が天雲峠で手に入れた羽毛。ルーによるとマウシロの「現物」で特別な力があり、過去の魂を見ることができる。ゲーム的にはギミックを解くアイテム。
羽毛を雷鳥の像に使うと、過去に鶴観を離れたという「カマ」が出現。鶴観を出る前に誰かに向けてマウシロを埋めた時の幻影が見えた。幻影が消えた後に掘ってみるとマウシロを入手。
カマがマウシロを渡したかった相手:サヨという女性。霧海の外の世界についてカマに教えていた。そのため島民にはよく思われていなかった。カマを鶴観に残し、いなくなった。
今度はマタのいる祭場へ向かう。
モシリ祭場
祭場にいるNPCの会話を聞いていく。
キトとキナの会話(子供達):古代壁画についての会話の続き。キト(男の子)が推測を披露。
キト: あれらの壁画は霧海が出現する前の時代に描かれたもの。はるか昔、世界にはまだ霧がなかった。だからみんな何がそこにあったのか見えてたのさ!
キトの推測
※壁画には天空島が描かれているが、霧が晴れた後も鶴観から天空島は見えない。
アペとウナの会話(老夫婦):彼(カマ)を置いて出ていったというサヨの話。
マタとチセの会話:雷鳥が好意を寄せた子供はルーだけ。祭場にいないルーを探しにいくことに。
キトとキナの会話2:もう一つの推測について。マタの言った「雷鳥が霧海で鶴観を守った」話は嘘。昔のことなど分かるはずがない。
マタに頼まれ祭場にいないルーを探しに行く。
ワクカウ浜
イペの幻影が現れる。ワクカウ浜はルーがイペと一緒によく釣りをしていた場所。ルーとの会話だが、ルー見えず聞けるのはイペ側の台詞のみ。
- 大きくなったら釣りを教えると約束、代わりにイシネ文字の秘密を教えてくれと頼んだ※
- イペはルーからイシネ文字の秘密を聞いた
- イシネ文字の秘密は地脈と関係あり※※
- イペはルーが隠れて歌を歌っているのを聞いた
※ルーの祖父マタは祭司。イシネ文字の秘密は祭司家に代々伝わるもの。
※※ルーの台詞がないため詳しいことは不明
次にルーが行こうとしているオイナ海岸へ。
オイナ海岸
オイナ海岸はカマ、サヨとともにルーが貝殻を拾っていた場所。カマとサヨの幻影が現れる。
- イシネ文字の石を動かすギミックを解こうとするカマ、サヨ
- 霧海の外にも世界があるという考えを話す
- サヨは霧海の外に出る時にルーも誘った
- サヨは外から来た人にあったことがある
- その人は緑地のある他の島から来た
- 雷鳥はいつも鶴観から彼の住む島(セイライ島?)まで飛んでくる
- サヨは生贄の儀式が好きではなかった
- ルーはサヨの誘いを断った
アウタケ平原
イシネ文字のギミックを解くと、パッチリが出会った時のルーの幻影が少しだけ現れるが、ルー本人はいなかった。旅人は祭場へと戻る。
いなくなった人々
祭場にいた人々はまたも忽然と消えた。旅人は自分たちがルー以外の人々には見えていないことに気づく。
旅人は掘り出した木製のマウシロを墨田に届けた。旅人から鶴観での出来事を聞き、墨田は霧海紀行の設定を膨らませる。
伝説の赤穂百目鬼左衛門と蛇目権兵衛(興奮した墨田が口にした名前):セイライ島の海賊。浅瀬神社の宮司、浅瀬響の知り合い。金リンゴ群島には海賊が乗っていた舟の残骸が残されている。
盛り上がった墨田はさらなる調査を旅人に依頼した。
サブ任務3:霧海と樹とのまつり
鶴観での異常現象は地脈によって繰り返し再生される過去の映像。ルーは生贄の儀式によって死んでしまう運命にあった。ルーと親しくなったパイモンは過去のことだとしてもルーを救うと決意。旅人は、祭典を阻止するために止まり木を破壊した。しかし、祭場に激しい雷霆が鳴り響き、ルーは幻影と話ができなくなった。祭典を成功をさせループを脱したいルーは旅人達の行動に怒り、いなくなってしまっう。
鶴観でカマに似ている幻影を見た旅人は、カマに鶴観との関係について聞く。
カマの先祖は鶴観の人間。生贄の儀式に耐えられなくなった先祖は、雷鳥が行き来していたセイライ島へと移住した。しかし、雷電将軍に雷鳥が討滅された後、セイライ島は人が住める環境ではなくなり、さらに神無塚への移住を余儀なくされた。そしてたたら砂で働いていたが当時の目付けに失望し、最終的に鳴神島へ。
カマは父親連れられて鶴観へ行き、最後の祭典と雷鳥に滅ぼされる様子を幻影として見たことがあった。旅人達が見た鶴観の人々は地脈が生み出した過去の映像。鶴観では過去の映像が何度も繰り返し再生される。ルーだけが例外でこちらと会話ができる存在。
ルーと親しくなったパイモンと旅人は、生贄の儀式を阻止するため鶴観へと向かった。
イペとマキリの幻影
奉納をしている二人の幻影。パイモンと旅人は祭典での要となる止まり木を破壊することを思いつく。
祭場へ確認しに行く
全ての止まり木を破壊し祭場へ行くと、激しい雷霆が鳴り響く。なんとか雷から逃げ切る一行。
今度はルーを探しに行く。
ルーとの会話
再会したルーは止まり木を破壊したことを悲しむ。
ルーが経験したループ:祭典をなんとか成功させようとしていたが、毎回失敗。激しい雷が落ちてくる。雷が落ちないワクカウ浜、オイナ海岸、アウタケ平原のいずれかに見を隠し、雷が止むのを待つ。すると最初の状態に戻り、ルーは再び目覚め、人々は同じ行動をとる。
祭典を邪魔する旅人達に怒ったルーは「顔も見たくない」と言い捨てていなくなってしまった。
残された旅人は墨田にこの出来事を報告しに行く。
墨田の設定
鶴観で起こったことを聞いた墨田は、霧海紀行の設定を考える。雷鳥の怒りの原因は誤解。祭司はルーを生贄に捧げなければならないと思っているが、雷鳥はルーを気に入っているだけ。
ここまで考えた後、設定に行き詰まった墨田に旅人はカマが鶴観人の子孫だということを話した。
カマの話
墨田はカマを元ネタにした霧海紀行のストーリーを開陳。しかし、カマにはつまらないと言われてしまう。二人の話を聞いていたパイモンは、墨田の設定を利用して鶴観の災厄を止める方法を思いついた。
任務が終わった後の会話:カマはマウシロの製作方法を知っていた。材料は木材ならなんでもよく、ボンッ!という音が鳴る。自分の手作りのマウシロを贈ることは求婚を意味する。
サブ任務4:日輪とカンナ山

異様な状態の鶴観に再び降り立つ一行。今度はカマとともにいなくなったルーを探す。ルーと合流しアウタケ平原で羽毛を使うと、ルーとカパッチリが出会った時の幻影が現れた。鶴観の異常はカパッチリの怒りと過去の誤解が原因。カパッチリとの約束を果たすことで止まる。旅人とパイモンはルーをセイライ島へと連れ出し、「歌を歌う」という約束を果たさせた。
赤い霧に覆われた異様な様子の鶴観。扉をくぐるとカマが立っていた。カマは旅人の手助けをしに来たという。ループを壊し、ルーを解放するのは今がチャンス。旅人はカマとともに、ルーがいそうな場所を探しに行く。
鶴観の異様な光景:墨田の設定によると、地脈が当時の鶴観の雷鳥の意思を再現しているらしい。
鶴観の名前(カマとの会話):鶴観では祭司がイシネ文字を使って物事に名前をつける。その文字の読み方がおかしなものであるため、他とは違う名前になっている。カマは「凄く大きな石」という意味。
ワクカウ浜
雷が落ちない場所でルーを探すが見つからない。羽毛の力を使ってみると、魔物が出現、雷鳥の声が聞こえた。魔物を倒した後、現れた羽毛に触ると当時の雷鳥の記憶が旅人へ流れ込んでくる。
ある感情が湧いてくる。
目の前には霧海に沈んだ島。しかし、その霧の中を見通し、そこに住む小さな命を感じても、あなたにとってはさほど気にすることではないのだろう。
たとえばイノシシ、人間、リス、トカゲ、鵜猿など。
巣に戻ると、面白い曲が降りしきる雨の幕を通して聞こえた。イノシシの雄叫びや魚の大合唱と違い、ひときわ澄んだ歌で、とても美しい…
羽毛に込められた記憶
オイナ海岸
ここでも雷鳥の声が聞こえてくる。
ある感情が湧いてくる。
昔、空から不思議な物体がいくつか降ってきたことがある。そのうちの一つがこの島に落ちたことで、あなたの空は元の澄んだ、きれいなものに戻った。
すると、霧が出てきた。あなたは霧を晴らす力を持っている、だがそうする理由はなかった。
その後、羽毛のない小さな人間が数日おきに、あなたの落とした羽毛を集めた。あなたはその行動に戸惑った…
羽毛に込められた記憶
霧は雷鳥が撒いたものではなかった。一行は残りのアウタケ平原へ急ぐ。
アウタケ平原
魔物を倒すとルーと再会。いなくなったカマ(先祖)を心配するルーに、カマは一族の歴史について話した。
羽毛を使うとルーとカパッチリの出会いの時を再現する幻影が。ルーはイシネ文字から雷鳥にカンナ・カパッチリ(雷霆のオオワシ)と名付け、「また歌を歌ってあげる」という約束をしていた。




カパッチリのもう一人の名付け親:「彼女」
カンナ山
一行は聖地であるカンナ山へ。
雷音権現との戦闘
旅人はルーにセイライ島での出来事を話す。ルーとの約束が果たされるまで鶴観の異常は解消されない。解決方法が判明し、一行はルーをセイライ島まで連れていくことにした。ルーは鶴観を出られないが、羽毛があればルーの存在を支えられるかもしれない。
旅人とパイモンはルーを連れてセイライ島へ渡った。
ルーの歌
セイライ島へ来たルーはカパッチリとの約束を果たす。すると、一枚の羽根がルーの手のひらに舞い降りた。
ルーは持ち帰った羽根をカンナ山に戻す。力を取り戻す止まり木。鶴観の災厄は収まった。

全てが終わった後、旅人とパイモンはルーに外へ行くよう誘うがルーは断る。代わりに自分の一部が封じられた羽毛を持っていってと頼んだ。

パイモン: あっ、そうだ!オイラたち、吟遊野郎ってやつと知り合いなんだ。そいつも音楽が好きなんだぜ。
渡せなかった鷹の羽根:ここでウェンティが出てきたのは、キャラストの関係。2600年前、鳥を見たことがなかった吟遊詩人の少年のために、精霊のウェンティは鷹の羽根を集めた。後でその羽根を見せようとしたが、デカラビアンとの戦いで少年は戦死。羽根を見せることはできなかった。また、この後の墨田の話で「物語の種」という単語が出てくるが、こちらはモンドの世界任務「時と風」でも触れられた。
墨田への報告
墨田へ報告し木南料亭で食事をする一行。
墨田は霧海紀行の執筆にとりかかるのかと思いきや、旅に出て創作活動をしばらく休むという。墨田は今まで様々な取材をしてきた。だが、今回のことで重要な道理を知った。創作のためにあれこれし設定にこだわるのではなく、自身の経験から面白いことを取り出し小説を書くべきだと。
墨田はこの一件で変わったカマも誘い、「物語の種」を探すために旅立った。

