月と太陽のシンボル、空と蛍の剣と、双子のキャラデザ周りについて。異世界から来たはずの主人公に何故か見られるテイワットと共通点。
見守りの翼の2つのマーク

見守りの翼のに描かれているマークが、空と蛍の命ノ星座の剣、そして月と太陽になっている。
アルベドの命ノ星座の月と太陽
月と太陽のマークはアルベドの命ノ星座でも見られる。

ダイヤを2つ重ね、中央に丸を描くと太陽のシンボルとなる。
ところが蛍の剣は中央部分の飾りが○ではなく♢になっており、厳密には太陽マークが不完全。飾りが○になっている空の剣でないと太陽マークが完成しない。

もっと厳密に見ると、アルベドの命ノ星座では○の中に♢(星)が配置されている。空と蛍が両方揃わないと、アルベドを完全体にできないという意味かもしれない。
関連:「太陽」はカーンルイアのシンボル
アルベドの太陽マークはカーンルイアのシンボル。人型アビスの魔物は太陽型の記章を胸元につけ、ヒルチャールの集落にも太陽のマークが見られる。
双子の剣は2つ揃って国の紋章を表す

この紋章は二人の衣服にも見られる。月とダイヤを組み合わせた紋章。
命ノ星座にある二人の剣を合わせると紋章が出来上がる。

原神におけるダイヤマークの意味は星。アビスの太陽は星(ダイヤ)を角をずらして重ねたマーク。星が2つ重なることでより強く輝く太陽を意味するのだろう。
双子の故国の紋章は、月と星をモチーフとし、太陽は含まれていない。
月のゆりかご

アルベドの命ノ星座にもあるように、三日月と丸で月のゆりかごを表す。月のゆりかごと言えば、鶴観の幻影達が銀の船で旅立ったという天上の屋敷の話。

壁画の古代符文には「少年少女は月の保護下にある」と書かれている。
また鶴観の壁画にも双子の紋章に似た月がある。

異世界から来たはずの双子に、なぜテイワットと共通のシンボルが認められるのか?崩壊3rdでも似たような月のシンボルが登場したが、関係があるのか?


二人の剣にまつわる謎

大部分は同じだが丸で示した鍔の形状のみ異なる。鍔の形からすると、命ノ星座の剣と形が逆。
OPムービーでも同じ剣を使用。片割れがプレイヤー側の剣を持ち去ったから反転してる……というわけではなさそう。

空蛍の反転・逆転

双子のキャラクターデザインはあらゆるところで反転が見られる。
- 先述の剣の逆転
- 命ノ星座の左右反転
- 攻撃モーションの左右反転
- イメージカラーの色反転
オレンジと水色のキャラデザイン
オレンジと水色は補色にあたる。補色とは色相環で向かい合う色のこと。対になる色であることから崩壊3rdでもキャラデザインに使用されている。


千劫のイメージカラーはオレンジと黒。ケビンのイメージカラーは水色と白。双子のイメージカラーと一致する。プロトタイプ段階では、主人公の姓がカスラナだったという話もあり、何か関係があるのかもしれない。
真珠の歌の逆転
真珠の歌の元ネタは、新約聖書の外典(正典と認められていない文書)「トマス行伝」に登場する詩篇のこと。miHoYo作品に影響を与えているグノーシス思想が見え隠れする文書。
細かいところはゲーム内ムービーと相違があるが、真珠を求めて第一王位継承者が旅立つ、一度は闇に染まって自身の出自を忘れてしまうという部分は共通している。
「真珠の歌」原典の解説によると、旅立った第一位王位継承者である兄は、救世主キリストであり太陽。一方、原神では第一位王位継承者は妹である蛍。
第一位王位継承者 | 第二位王位継承 | |
原神 | ☀妹 蛍 | 🌙兄 空 救世主・主人公 |
元ネタ | ☀兄 キリスト 救世主・主人公 | ?弟 |
第一位王位継承、出自を忘れた者のシンボルが太陽なのは共通しているが、兄妹の立場が元ネタと逆転している。
「白姫と六人の小人」での逆転
書籍「白姫と六人の小人」1巻はリサの伝説任務で入手する本。アビスの魔術師が「あの秘密」と口走ったことや、説明テキストからして双子のメインストーリーに深く関わるアイテムだと思われる。
2巻以降は未だ未実装で詳しいストーリーは不明。
ストーリー
光のない夜ノ国は冷酷な夜母によって支配され、醜い造物のみが暮らす国。
「白姫と六人の小人」1巻の概要
夜母の支配が唯一及ばないのが「月光の森王国」だった。ここでは夜母が嫌う月光を浴びることができ、住人の容姿は「肌が白く、淡色の髪と薄青色の瞳」。
1巻の時点では以上の世界観の説明のみ。書籍説明文によると2巻以降で白姫と王子が出会い、月光の森王国を救おうとストーリーが展開していくようである。
とりあえず白姫は月光の国の姫=蛍、王子は太陽の国の王子=空としておく。
すると、双子のシンボルが見守りの翼のものとは逆になってしまう。
鶴観の壁画に記された月の女神との関連
神話の類では夜、地下、冥界は関連づけられることが多い。1巻の描写を読むと、「月光の森王国」は地下にある冥界のような雰囲気が漂っている。(※死者や魂のような描写はないため1巻だけで冥界とは判断できないが)
ところが、鶴観の幻影イベントからするとテイワットの冥界は天上にある可能性がある。
「白姫と六人の小人」の物語世界はテイワットとはまた違う法則が敷かれているのかもしれない。
まとめ
- ストーリー上の双子のシンボルは空:月、蛍:太陽
- 双子の剣を合わせると二人の故国の紋章に、またアルベドの命ノ星座にある太陽マークにもなる
- 故国のシンボルは月と星であり太陽は含まれていない
- 二人が実際に使っている剣は命ノ星座の剣と逆転している
- 二人の剣がアビス(カーンルイア)に関係している理由は不明