層岩巨淵とドラゴンスパインにあった柱に関するギミック、それに使われた謎の石について。
ドラゴンスパインのギミック
以下の3箇所に寒天の釘を起動するギミックがある。
- 星蛍の洞窟
- 冬忍びの樹の周辺
- 無相の氷の地下にある洞窟
謎の石(トリスケル)

「起動」という選択肢が出る石は層岩巨淵に出てきた石(後述)と同じ。
この謎の石は起動スイッチ兼柱の核のようなもの。
ついているマーク
石の渦巻き模様はトリスケル。ヨーロッパの先住民ケルト族が使った装飾のことで三脚巴紋とも翻訳される。
ギミックの概要
山の3箇所にある特殊な氷塊を破壊するとトリスケルの石が出現。起動を選択すると、頂上の方へ飛んでいく。頂上でそのトリスケルはまた氷塊になっており、もう一度溶かさないといけない。
最終的に頂上のトリスケルを起動することで寒天の釘も起動。トリスケルの数は3個で、層岩巨淵のギミックの数と同じ。ギミック解除後、トリスケルは画面下に消える。方向的に柱の中に格納され1つになったのではないかと思われる。
層岩巨淵・地下鉱区のギミック
層岩巨淵の柱は地下鉱区の最奥「巨柱岩宮」※に、トリスケルの石は1つだけが嶮しき石堂に存在。
※マップにエリア名は表示されていないが、展望ポイントではこう記載されている。
嶮しき石堂のトリスケル石

「嶮しき石堂」は世界任務「層岩巨淵深遊記」シリーズで解放した場所。
嶮しき石堂のトリスケルは元々1つに融合した状態。3つの装置を流明石の触媒で起動して3つの力を注ぐ。すると無名遺跡へとつながる穴が通行可能になり、そこでダインスレイブが登場する世界任務が始まる。
嶮しき石堂と九霄の石について
嶮しき石堂は天上にあった宮殿
図鑑>地理誌によると嶮しき石堂は「岩石行宮」。(がんせきあんぐう)
行宮とは中国では皇帝が巡幸中に滞在する宮殿のこと。 日本では、天皇が政変などで御所がなくなった際に一時的に御所として使う施設のこと。
中国と日本では多少の違いがある。中国語での意味、「皇帝が巡幸する際に滞在する宮殿」から連想するのは、月の女神三姉妹。
「月たちは詩と歌の娘であり、月夜の君王であった。彼女たちは銀色の車で巡行し、一旬回ると次の姉妹に王位を譲った。大災禍がくるまで、三姉妹はこうして統治を続けた。
「三つの月には同じ恋人がいた。司晨の星である。夜が朝に変わる瞬間、姉妹の一人は消えゆく星を突き抜けて、晨星の宮殿へやってくる。そして、朝日が昇るとまた匆々に車に乗って去った。
竹林月夜・3
皇帝によっては有力な大臣の家を行宮とする場合もあった。
嶮しき石堂は月の女神達が巡行の間に使っていた宮殿、もしくは晨星の宮殿かもしれない。
トリスケルの石=九霄の石
嶮しき石堂で行うサブ任務名は「九霄の石の残片」。
九はトリスケル3つx3という意味か。
九霄の意味
霄は雲、空、大空といった意味。九霄とは大空、または九天のこと。
九天とは空の一番高いところ、天界。古代中国では空を9つの分けた区分の名称。また、宮中という意味もある。
3つの浮遊島と九霄の石の歴史
九霄の石にまつわる歴史を整理してみる。
数千年前 大災禍
上古の昔、九霄の石は3個1セットにされて、女神の宮殿がある月の島を3つ浮かべていた。しかしある時、戦いが起こり(大災禍)2つの月が6つの石とともに落ちた。
「大災禍は君王の車も、晨星の宮殿も全部壊した。三姉妹は死別してしまい、残された枯れた屍は、冷たい光を放ちた……」
竹林月夜・3
ひとつの月は層岩巨淵へ。もう一つの月は淵下宮、柱はドラゴンスパインへ落下した。
※淵下宮と柱の落下場所が違う理由は謎。柱が先に落とされた後、稲妻までふらふら飛んできた?
現在の1つの月は唯一生き残った女神である。
500年前 カーンルイアの滅亡
カーンルイアは、地上に落ちた九霄の石を利用しようとして?滅ぼされた。
For the nation,we cant forgo this skyborne power,but we failed
国家のために、この空を飛ぶ力を捨て去ることはできませんが、私たちは失敗しました。
ドラゴンスパインの暗号文
耕運機はテイワット中にばらまかれた。3つの石は寒天の釘に引き寄せられて、ドラゴンスパインに落ちたものの、堅氷に包まれ封印されてしまう。
今
時は流れてドゥリンの遺体から深紅の石が精製され、氷を溶かす手段ができた。主人公の手によって再び3つの石が1つになり、寒天の釘が起動した。
アビス教団は層岩巨淵にある九霄の石を封じて、無名遺跡までの通路を封鎖。転移の網で自分たちだけが浄化の池を行き来できるようにした。
まとめ
- 嶮しき石堂=月の女神の行宮?
- 柱を起動させる石=九霄の石=浮遊の力を持った石
九霄の石関連の記事
以下、気になることをだらだら書いた
疑問点
月の女神の居場所
鶴観の幻影は銀色の舟で金色の宮殿へと向かい、女神の保護を受ける。おそらく月の女神は生き残っていて、今も天上にいる。
少なくとも天上にいることは間違いない。3つの石が天空島に使われているとすると、彼女は天空島とどういう関係にあるのか?
天空島と月の女神の関係
協力関係にあるのか敵対関係にあるのか?
考証材料が少ないためほど憶測の域を出ないが……考えてみる。
1. 天空島と月の女神は協力関係
天空島の勢力と協力して姉妹を追い落とした。彼女が持っていた石によって天空島が作られた。
今も天空島にいて、魂を保護する役目を負っている。死者が新しい生命に生まれ変わると、天空島の運命の女神(パルカ)によって運命(命ノ星座)を定められる。
2.天空島と月の女神は敵対関係
天空島の勢力は新しくやってきた外来の侵略者。月の三姉妹は彼らと戦ったが、二人は亡くなった。九霄の石3つが奪われ、天空島が作られた。
生き残った月の女神は、地上から観測できない場所に追いやられたが、天空島に魂を渡さないために死者を保護している。女神が保護できなかった魂は、天空島から決まった運命(命ノ星座)を負わされる。
天空から降ってきた柱
柱本体も一応振り返り。
ドラゴンスパインの柱(寒天の釘)

寒天の釘に近づくと極寒ゲージがたまらない。
気温の変化
嶮しき石堂で装置を起動させて回っていると志璇が「急に気温が上がった」と言う。
パイモンと主人公は暑さを感じていなかった。
ギミック解除後には
気温が…元に戻った…さっきまで熱で皮膚が溶けそうだったのに…
志璇の台詞
パイモンはドラゴンスパインで普通に寒がる。志璇だけに効果が及んでいると見るべきか。黒泥の呪いによって心地よい暖かさを灼熱に感じた?
層岩巨淵の柱
初期状態では黒いオーラに巻き付かれている柱。流明石の触媒で5箇所を浄化すると、遺跡サーペントととの戦闘。解放完了すると星座と立方体のエフェクトが出るようになる。

流明石の触媒のエネルギーが減った状態で近づいても、回復しない。色は同じでも異なるエネルギーの模様。