イベント「白雪に潜みし影」の概要まとめ。

ストーリー上の重要事項

  • アルベドはレインドットに作られたホムンクルス
  • 首の菱形模様は創られた時にできたもので人造人間の証
  • 二号は「原初の人間」計画の失敗作

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ストーリー概要

アルベドに会うために雪山にやって来た旅人とパイモン。そこでおかしな現象と事件に遭遇する。誰かに見られている気配、錬金術ノートの窃盗、ジョエルの誘拐未遂……。

犯人の正体は変異種のトリックフラワー。アルベドに成り代わって彼のすべてを奪う目的だった。

トリックフラワーは退治され、一行は無事に麓の拠点へと帰還。

事件後、アルベドは旅人にちょっとしたいたずらを仕掛ける。旅人は事件の裏に隠れた真実を察した。

ストーリー詳細

第一幕 氷雪の過去

アルベドを追って雪山へ

夕暮れの実をジュースにしたい。そう思ったパイモンはモンドの錬金場を訪れた。二人が到着すると、いつもと違う冷たい雰囲気のアルベドが錬金場から離れていった。

スクロースとティマオスに相談すると専門外だという返事。錬金術は機械技術ではない。

けれど、アルベドなら不思議道具を作れるかもしれないというスクロース。パイモンと旅人は雪山に行ったというアルベドの後を追った。

雪山では冒険者協会が新人訓練中。サイリュスを手伝うアンバー、彼女に誘われたエウルアも。

ところが新人を指導する教官役が足りていない。エウルアにモンドの人たちとの交流の機会を持たせるために、旅人は教官役を譲った。

雪山で起こる奇怪な現象、アルベドのなりすまし

アンバーはジョエルと雪山で遊び始める。旅人が二人を追って山に入ると誰かに見られている気配を感じた。

追跡するものの気配を見失ってしまう。代わりに出てきたのはアルベドだった。

アルベドの拠点に行くと、誰かに荒らされた痕跡が。アルベドの錬金術ノートが盗まれていた

錬金術ノートを盗んだのは一体誰?

一行は残された犯人の足跡を追う。逃げた先の洞窟にアルベドが入り、入口で旅人とパイモンは待つことに。

中々、戻って来ないアルベド。時間つぶしに絵の具の材料になる星銀鉱石を採掘。そうしている内にアルベドが戻って来た。

突然響く助けを求める声。声の主は檻に捕らわれたベネット。彼を助ける間にアルベドが忽然と消える。

元の場所に戻るとアルベドが合流。「洞窟の前で待っているように言ったはずだが…」と話が噛み合わない。

そこに現れるエウルア。アルベドがジョエルを誘拐しようとしたと言う。

その時、アルベドは旅人達と共にいた。できるはずがない。

アルベドは自分になりすましている者がいると推測した。

一行はこの件について調査を始めることにした。

アルベドの告白

エウルアと別れた後、アルベドは旅人とパイモンに重要な事実を教える。

アルベドはカーンルイアの学者レインドットに作られたホムンクルス。雪山に眠るドゥリンと同じ、作られた存在。

第二幕 暗然たる影

アルベドのもてなし

事件の調査を始めようとした旅人はエウルア達に偶然、再会。ここ数日、土砂崩れや崖からの転落などの不運続きで拠点に帰れていないという。

消耗した一行はアルベドの拠点で休むことに。錬金術と料理でみなをもてなすアルベド。旅人は絵の練習に付き合ってもらう。

神絵師の為せる業

アルベドに化けたマジックフラワーの襲撃

一夜明けて翌日。再び拠点を目指して下山を開始。そこを雪崩に襲われ、アルベド、ベネットと離れ離れになってしまった。

すぐに合流できたものの、旅人とエウルアは違和感を抱いた。

雪崩で頭を打ったアンバーを休ませていると、突如襲ってくるアルベド。それを仕留めたのはもう一人のアルベドだった。

二人のアルベド

胸を貫かれたアルベドは巨大なトリックフラワーへと変貌。旅人達は異様な魔物を打倒した。

アルベドが使ったシナバースピンドルについてはこちら。

襲撃者の正体はトリックフラワーの変異種「マジックフラワー」。トリックフラワーは擬態の能力を持つ魔物。ドゥリンの血によって急速に変異しアルベドになりすました。そしてアルベドにとって代わろうと、襲ってきたのだった。

雪崩を起こしたり、エウルア達の下山の妨害したのもマジックフラワー。犯人を倒した一行は無事に下山することができた。

欠陥の印

アルベドは再び旅人とパイモンを拠点へ招く。そして首にある菱形の印のわけを話した。

印は人工生命としての証。創造された際に生命力を注ぐ、注ぎ口にあたる。と同時に不完全さ、欠陥の証でもあった。

偽物は欠陥品の印を嫌ってそこまで再現しなかった

アルベドは一連の不可思議な出来事を元に物語を創ろうと提案した。

第三幕 埋もれた秘密

三者三様の物語を語る三人

アルベドは偉大な錬金術師に造られたホムンクルスの話を始める。旅人はそれが物語ではなくこの事件の真相だと気づいた。

完成したホムンクルス一号はアルベド。二号は失敗作として廃棄。

だが二号はドゥリンの腹の中で生きていた。ドゥリンの血の力によって目覚め、アルベドの存在を知る。

そしてアルベドを羨んだ二号は彼に成り代わることを企んだ

錬金術ノートを盗み、新たな魔物「マジックフラワー」の三号を創造。アルベドを見分けられる旅人を始末し、隙を突いて本物と入れ替わる。これが二号の計画だった。

造られた三本の薔薇のうち、劣等品二本は毒を持っている。本物を見分けられるのは庭師だけ。 だから劣等品は毒で庭師を殺そうとする。

物語を怖がるパイモンにアルベドは…

物語ははあくまでも物語だ、本当のことにはならない。

ジョエル父発見

行方不明だったジョエルの父ジョセフが見つかった。麓の拠点で面倒を見られていたジョエルは雪山を離れることに。

雪山から離れたらエウルア達と作った雪だるまは溶けてしまう、と残念がるジョエル。エウルアは雪だるまに堅氷の粉をかけて溶けない雪だるまにした。旅人とアンバーも思い出として溶けない雪だるまを受け取る。

ジョエルと父ジョセフ

ジュースの機械をアルベドに作ってもらうのを忘れていたパイモン。二人はモンド城の錬金場へと向かった。

アルベドのいたずら

錬金台の前でティマイオスと話していると現れるアルベド。

すると一瞬、首の印が消える。印が消えたのはアルベドのいたずら…?

パイモンと話すアルベドの言葉から旅人は、彼の真意に気づいた。

真相?

首に印のない二号
一瞬だけ消えた印

最後に現れたアルベドは、本人ではなく二号。

雪崩によって分断された後、アルベドには一人になった時間があった。この時、おそらく二号と話をつけたのだろう。

交渉の材料は時々アルベドと入れ替わること。

表向きにはマジックフラワーが全てやったことにして、犯人が討伐されたように見せた。

庭師になるのも悪くない

失敗作が完成品に成り代わる計画は失敗に終わった。

当の本人からアルベドとしての居場所を与えられたから。

心が満たされていれば、他人のものを気にする必要はない

居場所を得た二号はアルベドに嫉妬することもなくなった。

兄ドゥリンはモンドと共生することは叶わなかったが、弟達は共生することができたのだった。

そして宝石のように美しかった巨龍は、
恋人のようにその牙を彼の首にあてた。

「さらばだ、これで俺の旅は終わった」
「白銀の雪の中に眠るのも悪くない」
「さらばだ、美しい詩人、美しい龍」
「もし違う場所、違う時間で」
「出会い、歌い、踊っていたら、どれだけよかったか」

死に向かう彼はそう思った。

「俺の血に宿いし祝福よ」
「この美しく漆黒の宇宙は」
「お前たちが引き継いでくれ」

ドラゴンスピア

三号「あの…ボクは…?」