エネルギー原盤イベントでホッセイニが話していた教令院の六大学派について。
2022/04/27 アムリタを追加。
元ネタ:ゾロアスター教の善神アムシャ・スプンタ
元ネタはゾロアスター教の七柱の善神「アムシャ・スプンタ」から。
七柱から創造神スプンタ・マンユを除いた六柱が学派の名前になっていると思われる。
この六柱は男性神と女性神が3:3で対になっており、現在は女性神三柱を元ネタとする三学派が判明済み。
スパンタマッド Spantamad

簡体字:素论派→素論派
ホッセイニ所属。元素・地脈など自然の中に存在する元素エネルギーについて研究。
名前の由来は最高神アフラ・マズダーの娘スプンタ・アールマティから1パフラヴィー語では、スパンダルマド (Spandarmad)となる。。意味は アヴェスター語で 「神聖なる敬虔・献身」、「心に従う者」。元は地母神であったが、他の神に役目を奪われる形で大地の守護神から女性の守護神となった。
サルヴァタット Haravatat

日本語の音訳ミス?※悪神にサルワという名前もあるため誤字かもしれない
簡体字:知论派→知論派
古代ルーン※について研究している。ホッセイニによると、メンバーも少なく将来性もない。話し方も変わっているし、あまりオススメではない学派らしい。
※ルーン文字はゲルマン人が用いた古い文字。ドイツモチーフのモンドや北欧神話から名前をとっているカーンルイアに関係がある。
由来は女神ハルワタート。アヴェスター語で「完全」の意。水を司り、熱の悪神と対抗する女神。
ハルワタートは植物の守護神であるアムルタート(後述)と関係が深い。
アムリタ Amurta
アムリタ学院の生論学者は理屈ばかりで引きこもっているやつらを歓迎しない。そうは言っても、スパンタマッドの頑固頭どもとは、多くのプロジェクトでこれからも一緒に仕事をしなければならないんだ…
NPC ヘティーヴの台詞
元ネタは植物を司る女神アムルタート。水を司るハルワタートと密接な関係がある。
名前の意味は不滅。インド神話の不死の飲料アムリタと同じ語源。
アシュヴィン双神との関係
アムルタートとハルワタートの地位はかつてインド神話由来の「ノーンハスヤ」という神が占めていた。ところがアフラ・マズダ信仰が台頭すると、他のインド神話由来の神とともに悪神として貶められることになった。
この「ノーンハスヤ」は元のインド神話では「アシュヴィン双神」にあたる。アシュヴィン双神は崩壊3rdのロザリア・リリア姉妹が融合した崩壊獣。
余談:なぜ「六」大学派なのか
単純に最高神を除いただけともとれるが、ヒンドゥー教の学派の関係かもしれない。ヒンドゥー教の正統派とされる学派の数は6。そのため日本語では六派哲学と称される。
また、中国語での六大学派の名称「素論派」「知論派」のような呼び名も、六派哲学には存在する。例としてサーンキヤ学派を表す「数論」。