仏教詩「ジャータカ」
名前の元ネタは釈迦の前世に関する詩「ジャータカ」の中の一遍「クサナリ・ジャータカ」。
英語でクラクサナリデビは”Lesser Lord Kusanali”=「小王クサナリ」となっている。
日本語のクラとデビはどこから?
クラとデビの意味
「クラ」はパーリ語で小さい、「デビ」はサンスクリット語で女王や女神という意味。
クラクサナリデビとは「小さいクサナリ女王」という意味。
炎神、水神、氷神と同じく女性ということになる。Ver2.1(稲妻メインストーリーの後半)で八重神子が「彼女」と言ったことで、草神の人称代名詞が「彼」から「彼女」に一斉に修正された。
クサナリの意味

クサはパーリ語で「草」、ナリは「植物の管」
クサナリ・ジャータカの内容
釈迦が前世で草の妖精であった時の話。
宮殿の柱を修理しようと大工が木を探しに来た。森の木には木の妖精たちが住んでいたので、大工は王に相談して儀式を行い、また明日斧を持ってくると言った。
木の妖精達は住処を失うことを嘆き悲しんだ。森の妖精がその鳴き声を聞きつけ、大工を止める方法を考えたが何も思いつかなかった。
釈迦は大工が来るとカメレオンに変身し、木が腐って穴だらけで使い物にならないように見せかけた。そうして木の妖精の住処を守った。
草の妖精(=身分の低い者)とも仲良くしなさい、だれでも特別なスキルを持っているものだからという訓話。
釈迦とアーナンダ
木を切られた木の妖精は釈迦の弟子アーナンダの前身。
釈迦=先代草神、アーナンダ=クサナリデビ?
中国語:小吉祥草王
吉祥はめでたいこと。地名の吉祥寺と同じ漢字。
吉祥草は釈迦が菩提樹の下で悟った時に敷いていたという草。