モンドの世界任務「時と風」にて言及された時の神について、任務内容を中心にまとめ+ぷち考察。
関連記事
淵下宮実装後の記事
無人島の位置
世界任務は星拾いの崖から風の翼で飛び、地図にない無人島に向かい、日時計を調べると発生する。


西風騎士団の地図では近い位置に島っぽいものが描かれている。
一方、冒険者協会の探索派遣地図では島らしきものはない。

無人島の全景
星拾いの崖から滑翔すると上空から無人島を見ることができる。海上に見えているのは遺跡の一部で、海の下に大きな構造物が沈んでいることが分かる。日時計の背後にも下半分が沈んでいる柱があった。

無人島からモンドに向かって構造物が伸びているような感じもする。延長するとだいたい風龍廃墟あたりに突き当たりそう。
無人島の様子

無人島に行くまでは快晴だが、島に着くと灰色の雲に覆われていて周囲が何も見えなくなる。この辺りは霧に覆われていた金リンゴ群島に似ていると思う。
遺跡の装飾はケルト風で同様の遺跡(千風の神殿、ドラゴンスパインなど)と比べても特徴的な点はない。

島の外縁部には遺跡守衛3体が打ち捨てられていた。任務で壊すことになる岩の近くにあった1体だけ起動して戦闘になる。
世界任務「時と風」
任務の流れ
- 無人島で時間を午前2時から5時の間にする
- 神の目で風のオーブっぽいものを4つ探し、風元素で解除
- 出現した狂風のコアと戦闘
- 瀕死になると狂風のコアは遺跡中央の装置で逃走
- 中央の装置から風域が発生し、設置された風のリングを使い千風の神殿へ
- 千風の神殿の日時計付近にいるヘンリー・モートンから分厚いノートを入手
- 無人島とほぼ同様の謎解き
- 風スライムなどの魔物、狂風のコアとの戦闘
- ヘンリー・モートンとの会話で任務完了
ボロボロなノート
島にある岩を壊すと入手できる「ボロボロなノート」の内容に従うと任務が進行する。任務に関係があるのは、「午前2時から5時の間に妙な感覚が辺りに漂う」と「神の目でないとその異常を見ることができない」という2点。
時の神に関する重要そうな点は、
- 日時計の碑文は、千風の神殿とここの日時計に刻まれた4つの言葉が合わさることで完成する
- 千風の神殿とここの遺跡は「時間」に関わる魔神に密接な関係がある
- 風の神と時の魔神は何らかの関係がある
この日時計の言葉は、千風の神殿の日時計に刻まれた言葉と関係があり、四つの言葉が合わさることで完する。
千風の神殿もここも、「時間」に関わる魔神と密接な関係があるようだ。
面白い、時間の神殿が時間の中に消えてしまったわけだ……
また、古い書籍の中で一部の学者が「風の神」とこの魔神に何らかの関係があることを示唆している……
もしそれが本当ならば、ここには絶対に痕跡があるはず…もっと分かりやすく言うなら、ある元素の痕跡が残っているはずだ…
それに、ある時間帯になると妙な感覚が辺りに漂い始める。だいたい午前2時から…5時くらいまでだろうか…
夜明けが来ると、隣の日時計の針がちょうど真下に現れるから覚えてしまった。
しかし、「神の目」を持たない私では、異変を感じても詳しく調べることができない、憶測を立てることならできるが。
煩わしいことだ、ここ最近じゃ「神の目」がないと学者にもなれない…
ボロボロなノート
日時計の碑文
日時計の4つの言葉を並べてみる。任務名が「時と風」であるので、無人島→千風の神殿の順で。


世界任務「時と風」で重要そうなとこまとめ
ボロボロなノート
- 日時計の碑文は、千風の神殿とここの日時計に刻まれた4つの言葉が合わさることで完成する
- 千風の神殿とここの遺跡は「時間」に関わる魔神に密接な関係がある
- 風の神と時の魔神は何らかの関係がある
日時計の碑文
無人島「風が新たな物語を運び、時間はそれを神話にする。」 千風の神殿「風が物語の種を運び、時間がそれを芽生えさせる。」
( ゚д゚)分からん…
ひっかかる点としては風の神=ウェンティなのか。ウェンティだとしたら漫画などで時の神との関係性を示すものが描かれないのは何故なのか。
注目すべきところは、時の「魔神」だということ。魔神という扱いならソロモン72柱から名前を採用しているはず。風の神と関係がある、が魔神戦争で戦ったとか負けたとかでない?だとするとソロモン72柱でも前半の1~36位の悪魔かもしれない。参考→ナベリスは8人目の神?
何故「時」と「風」なのか?
いわゆる時空=時間と空間(空=風)を表しているのではないかと思う。
テイワット大陸上を自由に吹きすさぶ「風」がテイワットの地上にある「空間」を象徴していて、その空間と時間が時空になっている。
さらに言えば、空間(風元素)の下には大地(岩元素)がある。テイワットの基礎を作っている元素は、おそらく元素反応が起きない元素なのでは。「時元素」が8番目の元素であり、風や岩と同じく元素反応が起きない元素…かもしれない。
追記:5000年以上続く風神信仰
グンヒルド家、ローレンス家、エーモンロカ家が持つ祭礼武器の書き出し、および説明の最後は全て同じ
東に海を一望できる崖で、古の住民は時と風の神を一緒に祭った。
「風が物語の種をもたらし、時間がそれを芽生えさせる」という思想が、度々両者を混同させた。
この剣は護りの力と勇気を語るもの。
もともと刃がついていない道具用の剣だったが、風の中で真剣のように鋭くなっていった。
片手剣:祭礼の剣
東にある海を一望できる崖で、古の住民は時と風の神を一緒に祭った
「風が物語の種をもたらし、時間がそれを芽生えさせる」という思想が、度々両者を混同させた。
この剣は戦争を語るもの。
元々は刃がついていない道具用の剣だったが、時の風により真剣のように鋭くなっていった。
両手剣:祭礼の大剣
東にある海を一望できる崖で、古の住民は時と風の神を一緒に祭った。
「風が物語の種をもたらし、時間がそれを芽生えさせる」という思想が、度々両者を混同させた。
この弓は開拓を語るもの。その難しさを示す。
もともと引けない弓だったが、時の風で強靭さと柔軟さを両立させた。
弓:祭礼の弓
時間の風の祝福を受けている。
説明文の最後
槍は貴族に相応しくない武器とされているためか祭礼の槍は存在しない。
これらの武器は時と風の神の信仰とその祝福を語るものだが、法器だけ内容が正反対になっている。
時間の風による破壊の呪いの力を持つ。
説明文の最後
モンドの先民は、激しい風の吹く崖に劇場を建設し、神を敬う慣習がある。
祭祀は演劇の形で行われる。神様は物語と唄を好むと彼らはそう信じている。
この台本の歴史は数千年以上。すべてを読むことは難しい。遠い昔、烈風の君王と北風の王狼の戦いは、モンドの大地に砂のような風雪を巻き起こした。
極寒に耐えられない人々は、モンド東部にある高い崖で神殿を設立し、神様のご加護と恩恵を祈る。風の息吹は今を吹くが、時の灼熱は永遠であり、誰にも止められず、抗うことはできない。
風神は台本のページをめくる。だが台本の字を掠れさせるのは冷酷非情な時の神である。風の神と時の神、両者は似たような悲しみをもたらす。
法器:祭礼の断片
こうして、神殿の祭祀対象は風神だけだと勘違いされていった。
時の風によって剣と弓は磨かれ研ぎ澄まされていったが、台本である法器のみは例外だった。
「風神は台本のページをめくる」=物語を進行させる、「字を掠れさせる」=経年劣化
風と時によりあらゆるものが風化してしまう中で両者は混同され、信仰が風神のみになっていったことが書かれている。
他に気になるところと言えば「数千年以上」信仰が続いている点。原神のテキストにおいてこの形で書かれた場合、だいたい5000年以上を指す。
モンドの覇者がバルバトスであると確定したのは2600年前だが、不特定の風神へ信仰は岩王帝君と同程度に続いていることになる。デカラビアンもアンドリアスも一応、風の神であるので、モンドは風神が生まれやすい土地柄なのかもしれない。
つまりは世界任務に出てきた風の神とはウェンティを指すのではなく、「風を司る神全般を信仰していた」ということだと思われる。このような信仰の中で千風の神殿が建立され、神殿でウェンティのような風の精霊が生まれることとなったのだろう。