マハールッカデヴァタ:偉大な菩提樹の神

マハ

サンスクリット語で大きな、偉大な

クラクサナリデビの「クラ」(小さい)に対する語

例)マハラージャ:偉大な王

<英語版>※公式訳

  • Greater Lord Rukkhadevada:偉大な王ルッカデヴァダ
  • Lesser Lord Kusanali:小王クサナリ

ルッカデヴァダ

パーリ語で「ゴータマ・ブッダの菩提樹に宿る神」のこと。

ゴータマ・ブッダの菩提樹とは

仏教の開祖釈迦(ゴータマ・ブッダ)が悟り(菩提)を開いた時、この木の下で瞑想していたと言われる。現在では、ブッダの木というとこの木と挿し木による子孫のことを指す。

ゴータマ・ブッダの菩提樹 – Wikipedia

ちなみにクラクサナリデビの中国語版の表記は小吉祥草王で、「吉祥草」とは釈迦が悟りを開いた時に敷いていた草。

先代草神も現草神も「釈迦の悟り」に関係する名前を持つ。

現地では「Bodhi Puja」(菩提樹の崇拝)と呼ばれるお祭りが催されることがあり、木とそれに宿る神ルッカデヴァダに食べ物やランプ、お香などを捧げる。日本でも菩提樹の祭りを開催する寺社がある。