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【原神元ネタ解説】音楽好きな中国の山の妖怪 山魈(さんしょう)

山魈とは

魈のキャラデザモチーフのひとつ。

魈は複雑な背景を持つキャラクターです。民俗学的な伝説と宗教学的な物語が彼の中で混ざりあっています。妖魔山魈、道教霊官、護法夜叉、金翅鵬鳥…これらのイメージが等しく融合し再構築されることで、このキャラクターは作り上げられました。

開発者共研計画——キャラクター編01

公式による解説では妖魔と説明されているが、日本人的な感覚だと妖怪に近い。

未開発の森林に潜む謎の動物

戦乱が相次いだ魏晋南北朝、古代から人口の多かった華北から南部へと多くの漢族が移住。当時の南部は未開発で広大な森林が残っていた。

移住民である漢族は、謎めいた森林に不思議な動物1沈黙交易(Wikipedia)をするという謎の動物。詳細は「異人と市」(相田洋著→Amazonがいると噂した。このような噂から山魈という妖怪が形作られていったと思われる。

山の妖怪は山魈の他、山鬼、山精、山臊など多くの呼称がある。

山魈の見た目

人間よりも大きな巨人。話によっては緑色の巨人とも。

ちなみに現代中国語では山魈はマンドリルの意。

山の妖怪の魔除け

山臊除けの爆竹

中国で正月に爆竹を鳴らすのは山臊除けに由来するという。2荊楚歳時記より「爆竹で山臊や悪鬼除けをする」

火薬のない頃は竹を焼いて破裂させ、火薬が発明されてからは爆竹を使うようになった。

山魈除けの爆竹、黒縄

夜の山道を塞ぐ緑色の巨人に男たち数人が遭遇。男達は重い病気にかかり、死ぬ者も出た。この山魈は火縄銃や黒縄を嫌うため、火縄銃を撃ったり、黒縄を投げつけると退散する。3神異経「山魈梗路」

※黒縄:材木に直線をひくための大工道具

音楽好きの山魈

安徽省(中国東部)では音楽好きの山魈の話が伝わる。

ある夏の夕方、伝統演劇4崑曲 – Wikipediaの練習をしていた人々がいた。すると、人々の歌に合わせて拍子をとる巨人が城壁に座っているのが見えた。そのため、冷静な男が歌を続けるように皆に言って爆竹を買いに行き、巨人の後ろで爆竹を鳴らした。山魈は爆竹の音に驚いて逃げていった。

山魈は生まれつき音楽が好きだと言われている。

参考文献

しばらく家を空けていた男が帰ってきたら、化け物(山魈)と遭遇したという話。

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