鶴観で使われたアイヌ語について調べた。

名称意味
アウタケ平原アウタ:隣に
※アウタケという項目が見つからず
イシネ文字イシネレ:化ける(イ=それ シ=自ら ネ=なる レ=させる)
イペ(NPC) 食べる、食事する
鵜猿獣
ウェンカムイ
悪い神。人食いヒグマのこと。→解説記事
オイナ海岸オイナ:語りもの
カパッチリ(雷鳥)カパッチリ:ワシ、タカ(クマタカ)
※地域によってワシとタカどちらを指すのかが異なる
カマ(NPC)ゲーム中のカマの台詞より「すごく大きな石」
カマ:またぐ、超える、鉄瓶、漁場の釜
※簡体字でのカマの表記は「阿釜」
カンナ山カンナ:再び、今度、この次に、また、(名詞につけて)上の、上方の
ゲーム中では「雷霆」
カンナ・カパッチリ※ゲーム中のルーの台詞より「雷霆のオオワシ」
シリコロ山シリコロカムイ:樹木の神
チライ社殿チライ:魚のイトウ
ピリカ
チカッポ
カパッチリカムイ
(名刺の飾り紋より)
ピリカ:よい、美しい、上質、(病気が)良くなる
チカッポ:鳥、小鳥
カパッチリカムイ:ワシの神
マキリ(NPC)小刀
モシリ祭場モシリ:静かな大地、国、島
アイヌ民族が住んでいた土地をアイヌモシリと言った。
ルー(NPC)ル:道、道路、足跡、流域
ワクカウ浜ワッカ:水、ワッカウシカムイ:水の神
出典:国立アイヌ民族博物館アイヌ語アーカイブ

鶴観の命名について

鶴観では祭司がイシネ文字から物事に名前をつける。鶴観だけ他の島とは異なる音(ストーリー中では「おかしな」音とパイモンが発言)になるのはイシネ文字がそうなっているから。

イシネ文字は祭司であるルーの家で代々受け継がれてきたもの。ルーが知っているイシネ文字の秘密によると、地脈と関係しているらしい。イシネ文字の起源、いつ考えられたものかは不明。

カンナ・カパッチリ

カムイ オニシポソ:神が空(雲)を突き抜けて落ちてくる=雷が落ちる。1出典:国立アイヌ民族博物館アイヌ語アーカイブ
カンナカムイ:カンナ(上の)+カムイ(神)=雷 2出典:様似のアイヌ語の語彙集 カ行

カンナだけで雷を意味するとしている辞書がネット上では見つからなかった。カンナだけで雷を意味することはなく、一部の単語は元のアイヌ語と意味が異なる可能性がある。

他に辞書と意味が異なる単語としてはNPCのカマ。ストーリー中では「大きな石」と説明されたが、ネット上の辞書では「釜」であり、簡体字の表記でも「阿釜」。

再会のオオワシ

ストーリー中でルーとカパッチリが再会し、約束を果たしたことから「カンナ」の意味は「再び」ともとれる。

鵜猿獣(ウェンカムイ)

中国語の漢字のままにされたためよく分からなくなっているが、これもアイヌ語。英語ではWen Kamuy。