注:ゲーム中の「大祓」の「祓」は簡体字で表記されている。まだメディア編集が不十分です…。ボリュームデカすぎぃ!
概要
狐斎宮の穢れから生まれた巫女、花散里。彼女は狐斎宮の記憶を継いでいたため、神櫻の穢れを払おうとしていた。しかし、穢れそのものである彼女には穢れを払うことができない。そこで主人公に大祓の儀式を頼んだ。主人公によって大祓が完了すると花散里は狐の面を残して消えていった。
1.紺田怪談
紺田村の近くにいた仮面の巫女花散里。彼女に鳴神島に存在する結界の調査と解除を依頼される。
花散里とは
[一] 「源氏物語」第一一帖の巻名。源氏二五歳の五月二〇日、麗景殿の女御と、その妹花散里を訪問する次第を述べる。
[二] 「源氏物語」の登場人物。麗景殿女御の妹。源氏の庇護のもとに暮らし、のち、六条院の夏の町に夕霧とともに引き移る。染色や縫物にすぐれ、控えめでまじめな性格。
精選版 日本国語大辞典 花散里
まず紺田村へ行き怪しいことがなかったか情報収集することに。村人に聞いて回った結果、村長が怪しいことに気づく。
村長が隠していたのは、村の若い衆が幕府の荷車を襲ったことだった。観念した村長は出来事を記録した手記を読めと言う。
また、村の地下に「鳴神島の平和を守る五つの木の根の一つである、雷櫻の根があった」そしてその結界を守ることが狐斎宮から授かった責務だったと告げた。
手記から古井戸の鍵の在り処を知った主人公は、古井戸の鍵を開けて村の地下へ降りた。
地下には結界があり、ギミックを解除すると幻影の落武者が現れた。落武者を倒すと結界を解除したことになり、花散里が現れる。

木の根には浄化の儀が必要だが、彼女の体の状況ではそれもできない。代わりに主人公が結界の解除と根の浄化を行うことになる。
花散里の言に従い、次は村の北東にある廃れた神社へ向かう。
2.祭神奏上
廃れた神社へ行ってみると、花散里によく似た謎の人影が…。
狐神像に書かれた「言霊をもって鎮め物をここに封印する。」という言葉に従い、ギミックを解く。話しかけると別の場所に移動する人影に話しかけて、3つ並んだ狐神像の前に3人の人影を揃える。
現れたのは「神櫻大祓要略」これだけでは分からないので鳴神大社へ行き巫女に話を聞く。
巫女が話したのは「追憶のレンズ」。昔、狐斎宮が柊家に預けた退邪の鏡をレンズとし、フォンテーヌに写真機を作らせた。大社に預けられた写真機はやがて写真機としての機能を失ったが、狐斎宮の祝福を受けたレンズだけはかつての力を持ち続けた。追憶のレンズを覗けば、特殊な場所で見えざるものが見える。
特殊な場所というのが、稲妻各所にある地狐の像。 地狐は狐斎宮の眷属であり、狐斎宮が帰るのを待っているという。
廃れた神社に戻り地狐の像を追憶のレンズを通して観察すると、謎の男性と巫女の会話を聞くことができる。その内容から鎮め物を手に入れるための言霊は「鳴神勅使」「白辰の血筋」「油揚げ、早く来い!」
[会話の動画予定地]
神社近くの鉄格子を開け、結界を解除。
[解除後ムービー予定地]
雷櫻の根は大地の穢れを吸い溜め込むが、溜まり過ぎると枯れてしまう。そのため定期的に小祓――結界を張り雷櫻の穢れを「払拭」する儀式が必要になる。更に結界に穢れが溜まると大祓を行う。大祓では結界を解除し、穢れの化身と戦う。

主人公が戦った穢れの化身は、凶悪の落武者だったが昔は妖怪の姿をとっていたらしい。妖怪の中には無害なものもいた。※パイモンはこれらの妖怪の名前を知らなかった。一般にはもう知られていない妖怪の模様。
500年前のカーンルイア災害の際には全ての雷櫻が枯れてしまった。花散里は雷櫻が枯れてしまったことまで把握しているが、枯れた後、誰が大祓を行ったかは知らないようである。
3.祓
残り3つの結界を解除し、小祓を行う。
1. 世界任務「深林の狸囃子」(鎮守の森の結界)
鎮守の森へ行くと不思議な声が聞こえる。この声に従い参道を登ると、巨大なしゃべる狸像に遭遇する。石像の前にはヒルチャールがおり、狸像は彼らに助けを求める。ヒルチャールと戦闘の後、狸像との会話。

狸像は「天下に名を轟かせる妖狸の五百蔵」と名乗った。
五百蔵は昔「クソ狐」をおびき寄せるために騒ぎを起こしていた厄介者だった。しかし、それも狐に効かないことに気づくと地狐の像を壊して回った。壊した像の中にあったのが、鎮め物の「クシ」。白辰の形をしていたという。この狐の大事な宝物であるクシを使って誘き寄せようとしたところ、「影向役者三人組」の一人によって一族もろとも封印されてしまった。
鎮め物を持っている五百蔵のご機嫌取りのため、三匹の子狸(証城、刑部小判、吉法師)の相手をすることになる。森の中にいる化けた子狸たちを見つけたら再度、五百蔵と会話。
子狸の名前の元ネタ
- 証城→証城寺の狸囃子。有名な童謡。
- 刑部小判→隠神刑部。有名な化け狸の昔話のひとつ。
- 吉法師→織田信長の幼名
花散里の言では五百蔵は旧友のはずだが、彼女の特徴を伝えても五百蔵は知らないという。神櫻大祓のことを話すと、クシを渡し、結界が東の海辺にあることを教えてくれる。
東の崖の下に着くと、吉法師が狸の法術で岩壁に穴が開き結界の解除を行う。小祓に成功すると再び花散里が現れ、五百蔵や彼女自身についての会話となる。
[動画予定地]
五百蔵がクソ狐といっていたのは白辰の血筋の娘であった狐斎宮のこと。彼女はいたずら好きな五百蔵の身を案じ、正しき道に導きたいと思っていた。鎮守の森でのかくれんぼ対決も、五百蔵を安全な鎮守の森において守るためだった。五百蔵はずっと対決が続いているものだと思っており、未だに狐斎宮のことを待っていたのだった。
一向に見つけに来ない狐斎宮におかしいと感じた五百蔵。騒ぎを起こしクシで狐斎宮をおびき寄せようとするも、陰陽師である惟神(謎の男性)に封じられてしまった。
狐斎宮は暗闇に飲み込まれ、泥と共に鳴神島の大地に還ったとのこと。主人公とパイモンは、花散里のことを訝しむが、自身はただの巫女であり、昔のことに詳しいのも彼女の記憶を引き継いだからだ、と言う。
2. 神里屋敷北の結界
神里屋敷北の崖の下にある狐神像に鍵の形をした鎮め物がある。そこからさらに北東にある小島に結界があり、解除すると二体の落武者と戦闘。解除後のムービーはなし。
3. 荒海の結界
底に紋章のある崩れた塔の中、地狐の像に追憶のレンズを向けるとスイッチが現れる。中に入ってみると、巻物の形をした鎮め物の狐神像と結界が。解除すると幻影の落武者と戦闘に。解除後のムービーはなし。
地下遺跡には他にもギミックがあり、これを解くと浸水しているさらに下のエリアに行くことができるが、神櫻大祓のクリアには関係ない。
4.影向祓
花散里と共に神櫻の根がある影向山に向かう。雷が走る麓の池の底が崩れおち、地下の巨大な空間が現れた。主人公は穢れによってできた「腫瘍」と穢れの妖怪を倒して大祓を完了させる。
大祓が完了すると花散里は自身は狐斎宮の穢れから生まれた存在であると告げた。穢れである花散里は、狐斎宮の最期の言葉「惑わされず、動揺せず、己が信じる道を歩け。」を残し消えていった。
地下に降りる前の花散里への質問 穢れとはどんなものか。ファデュイorアビスのようなもの? ファデュイ→知らない。人魚と勘違いする。 アビス→知らない。